みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。

4年間の不登校経験者が後輩に告ぐ。学校なんて休んでも人生困らないからとにかく休めー!

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こんにちは。ひげです。

もうすぐ夏休みが終わる8月下旬。

夏休みが始まった7月には、
「2学期からはちゃんと学校行くぞ…!」
と思っていた不登校生のみんなも、

「ああ…もう夏休みが終わる…学校行きたくない…」
と、憂うつになっている時期だと思います。

私も学生時代に4年間、不登校をしていたので、
この時期はいつもプレッシャーでした。

学生の自殺が一番多いのも、
2学期がはじまる9月1日とのこと。

そんなもったいないことをしてしまう前に、
元不登校生の大人から、苦しんでいるみんなに伝えたい。 

学校なんて休んでも人生困らないから
四の五の言わずに2学期も休めー!! 

大人になった今、
不登校なんて傷でもなんでもなくて、

むしろ
「あ~そういえばそんな時期もあったなあ!」
と懐かしく思う程度です。 

というか
普段はそんなことスポーンと忘れてます

わたしの不登校スペック。

「不登校」や「いじめ」という言葉が普及する前、

スマホどころか「ガラケー」すら存在してなくて、
学校のパソコンは「windows98」だった20年ほど前に、

小学校から中学校までのトータル4年間、
不登校をしていました。

最初のきっかけは小学4年生になったとき。

毎日楽しく学校に通っていた中、
新しい担任の先生から冷たい嫌がらせをされるようになり、
こわくて学校に行けなくなりました。

母が学校側と話し合ってくれたのですが、
担任の先生は「身に覚えがない」と言うばかりで解決せず。

何度か頑張って学校に行ってみたものの、
担任の先生の嫌がらせは続き、
2学期から転校することに決めました。

転校して間もなく、
今度は同級生の女子たちから無視されるようになり、
数か月たたずに再び不登校に。

中学も、
小学校と同じ同級生がみんなそろって進学したので、
いじめっこたちと離れることはできず、
さらに2年間不登校を続けることになりました。

そこから急にナゾの開き直りが起きて、
(いまだに原因はナゾ)
中学3年のときに登校するようになり、
そこからは毎日楽しく学校へ通いました。

学校は「社会の縮図」じゃない。

私が不登校をしていたころ、
「学校は”社会の縮図”だ」と言われていました。

「学校は会社と同じようなものだから、
学校に通えないということは、
大人になって会社にも通えないということ。
だから不登校のままでは
将来ダメな大人になる」
と言われていました。

ですが、実際に社会に出て働き始めてみると、
不登校と仕事とは全然関係ないということがわかりました。

働き始めると、

「給料が低いから」
「やりがいがないから」
「職場が合わないから」
「結婚して家庭に入るから」
「遠くに引っ越すから」

なんて理由で、
いくらでもバイトや就職先を変えられるし、
やめることができます。

自分の意志だけで
簡単に転校できない・やめられない「学校」は、
大人から見ると、かなり変わった環境です。

けして「社会の縮図」ではありません。

色んな人との人間関係がしんどいなら、
外に出るのが怖いなら、

漫画家・イラストレーター・小説家・
フリーライター・ブロガー・YouTuber・
webデザイナー・投資家

などなど、
家に引きこもったまま一人でできる仕事は
いくらでもあります。

むしろ、
あなたをこういう在宅フリーランスの道に進ませるために、
神様があえて不登校にさせているのかも!

くらいにゆったり構えてみてください。

学校から社会に飛び出すと、
とても自由な世界が待っています。

「学校に行かないと社会不適合者になる」
というのは無意味な思い込みです。

勉強なんて学校に行かなくてもできる。

「皆勤賞だけど勉強が全然できない子」なんて
いっぱいいます。
びっくりするぐらいいます。

授業中、先生の話を聞かずに
友達とおしゃべりしたり居眠りしている子のほうが
多いくらいです。

「学校に行かないと勉強が遅れる」んじゃなく、
「勉強しないから勉強が遅れる」んです。

学校に行かないことと勉強ができないことは
イコールではありません。

私は不登校の間、
最初のころはまったく勉強せず、
社会のテストで9点を取ってしまうくらい
ひどい成績になりましたが、

その後、
塾なし、家庭教師なしで、
学校の教科書とドリル、
そして書店で買った問題集5教科分を
家でひとり自分のペースで勉強して、
平均点以上が普通に取れるようになりました。

高校生のころは学年で一番の成績でした。
 
学校に行くのと勉強の良し悪しは全く関係ありません。

今なんてネットがかなり身近にあるぶん、
家で気軽に独学し放題です。
不登校に優しい環境です。

あなたの人生なんだから親の言うことは気にしなくていい。

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あなたの親が、あなたの将来を心配して、
なんとか学校に行かせようとしたとしても、
あなたが行きたくないのなら行かなくていいんです。

「学校に行かないとダメな大人になる」
と言われて苦しくなったら、
「学校に行っていたのにダメな大人もいる」
と考えてください。

「学校に行かないと成績が悪くなる」
と言われて苦しくなったら、
「学校に行っているのに(勉強をさぼって)成績が悪い子もいっぱいいる」
と考えてください。

私は母子家庭の一人っ子で、
不登校のころの母の対応は、
「休んでいいよ」と
優しくすんなり休ませてくれるときと、
「なんで行かないの!」と怒って、
むりやり学校に行かせようとするときの
2パターンがありました。

私の対応も、
「意地でも行かない」と
ウジウジ家に居座るときと、
「お母さんが困るなら、行かなきゃいけないかな…」
とガマンして学校へ行って、
次の日からまた休むという2パターンでした。

結果、親に気をつかって無理をしても、
学校に行きたくない原因が消えるわけじゃないし、
学校と親とにはさまれて、
さらにしんどくなるだけです。

親の気持ちより、
まずは自分の気持ちを大事にしてください。

ちなみに、もしあなたの親が、
あなたのことを心配しているのでなく、
「世間体(まわりの目)を気にして」学校に行かせようとしているなら、
そんな親の言うことなんてくそくらえです。

10年たてばほぼ忘れ、20年たてばなつかしい昔話です。

学校を卒業して社会に出ると、
「いままで、なんてせまい場所で悩んでたんだろう」
とびっくりするくらい、広い世界が待っています。

10年たてば、
当時の同級生はみんなバラバラになって、
顔を合わせる機会もなくなるし、

20年たてば、
いじめっこの名前がすぐに思い出せないくらい
昔話になります。

泣きまくって、苦しんで、人生終わらせようかと思って、
相手を憎んで、おびえまくって。

そんなドロドロうつうつな気持ちも、
今となっては 

そんな時期もあったなあ~。

とほのぼのする程度です。

せっかくなら楽しい不登校ライフを。

「親に申し訳ない」とか
「ちゃんとしなきゃ」なんて思いつつ、 

休みって最高に楽しいですよね! 

わたしの場合は、
日中、親が働いていて家に一人きりだったので、

ゲームをしたり、絵を描いたり、
手紙を書いたり、本を読んだり、勉強したり、
お菓子を食べたり、昼寝をしたり、

ゴロゴロと好きなことをしまくっていました。

その後、
大人になって漫画家/イラストレーターになって、
ブログを書いて、好きなだけ読書をして、

のんびり自由に暮らす人生を楽しんでいます。

「現実逃避」と言われていた好きなことが、
こうして将来につながっているので、
あなたも安心して、(と言っても、
明日の学校や将来の不安や親からのプレッシャーで
ハラハラしながらだろうけれど)

不登校中の自由時間を好きに楽しんでください。

まとめ:あせる必要ゼロなので、落ち着いて。

とりとめもなく書いてきましたが、
とにかく伝えたいのは、

「学校は苦しんでまで行かなくてもいい」

ということです。

本当にあせらなくていいので、
2学期も3学期も、次の学年も、
安心して休んじゃいましょう。

今後も思い出せるかぎり気ままに、
いじめっこのその後や、
不登校の間の先生たちの対応、
ほかの不登校生との交流など、

不登校エピソードを書いてみようとおもいます。

次の不登校話はこちら。

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