生まれ故郷の愛媛県から、埼玉県へ引っ越しをした2017年。
はじめての引っ越し業者依頼、はじめての県外への引っ越し、さらには引っ越し自体が7年ぶりという中で、
いろんな手続きやかかる費用、飛行機や電車での移動など、心配事がたくさんありました。
ですが作業を進めていくうちに、7年前よりも「引っ越しがしやすい」と思える良い変化をいろいろ感じたので、つづってみます。
- 1.Googleストリートビューで物件周りの環境が実写確認できる
- 2.LCCがあるので交通費が浮く
- 3.モバイルSuicaがあるので切符を買う手間や不安が軽減される
- 4.乗りかえ案内をネットで確認できるので移動の不安が減る
- 5.在宅フリーランスの認知度が上がっていて手続きがスムーズ
- 6.契約・解約・予約の多くが自宅で完結する
- 7.役所の手続き時に押印が不要
- 8.支払いがカードで済むので現金の手持ちが不要
- 9.iPhoneがQRコード読み取りに対応した
- 10.銀行を変えなくてもネットバンキングとコンビニATMでなんとかなる
- 11.インターネット回線工事不要のモバイルWi-Fiがある
- まとめ
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1.Googleストリートビューで物件周りの環境が実写確認できる
お部屋探しサイトで、物件の外観や室内の写真、最寄り駅やお店は確認できますが、
「物件周りの道」や「雰囲気」はなかなか確認できないので、いちかばちかで遠方の埼玉まで物件を見に行くのは結構リスクを感じます。
時間もお金も節約するために、できれば内見の日に契約まで済ませてしまいたい。愛媛と埼玉を何度も往復するのは避けたい。
Googleのストリートビューを使うと、物件まわりの道や地域の雰囲気をリアルに確認できるので、物件選びの際に重宝しました。
引っ越し業者に依頼する際、「物件周りの道幅はどのくらいですか」と訊かれるので、そのときの確認用としても便利です。
2.LCCがあるので交通費が浮く
愛媛から埼玉という遠距離なので、部屋の内見や引っ越し作業で飛行機移動をしたのですが、
この7年の間に、松山-成田間を、格安航空であるジェットスターが運航し始めたおかげで、交通費がかなり浮きました。
数日前の予約でANAが片道3万円台のところ、ジェットスターだと片道1万円ほど。
この差がなければ、「やっぱり愛媛の物件にしようかな…」と考え直していたかもしれません。
3.モバイルSuicaがあるので切符を買う手間や不安が軽減される
愛媛には、地下鉄も新幹線も通っていません。
駅も小さくて、JRはいまだに手動改札です。
そんな環境から関東へ行くと、路線も多いし駅構内も広く、改札もホームも多いため、
「もたもたせずに切符が買えるか」
「切符を買い間違えないか」
という不安もひとしおだったのですが、
スマホで使える「モバイルSuica」が登場したおかげで、駅で切符を買う手間と不安がなくなり、「なんとかなる」感が増しました。
4.乗りかえ案内をネットで確認できるので移動の不安が減る
「成田空港から大宮駅」などと検索してしまえば、簡単に乗りかえ案内が確認できるので、
書かれた通りのホームへ行って、書かれた通りの時間に到着した電車に乗るだけ。
もし乗り間違えたとしても、運行ダイヤが乱れても、とりあえず降りて再検索すればなんとかなります。
モバイルSuicaと相まって、移動がとても楽になりました。
5.在宅フリーランスの認知度が上がっていて手続きがスムーズ
部屋探しの際、職業について訊かれるわけですが、
7年前は、「在宅業」「漫画家」と伝えると、不動産屋さんがフリーランスに不慣れなようで、「さて、どう対応したものか…」と少し戸惑う様子が伝わってきていました。
その後、ブロガーやYouTuberなどのフリーランスが増えてきて認知度が上がったからか、今回は対応も手続きもとてもスムーズでした。
6.契約・解約・予約の多くが自宅で完結する
7年前はパソコンを買ったばかりで、まだまだ使いこなせていませんでした。
そのうえクレジットカードも持っていなかったため、
- 部屋の退去手続き
- 電気の廃止と新規契約
- 飛行機の予約と支払い
- ホテルの予約と支払い
- 郵便の転居届
など、ハガキを出したり、コンビニに支払いに行ったりと、手続きのために何度も外に出かける必要がありました。
それが今回は、ネット・FAX・電話で簡単に手続きを済ませることができ、ほぼ自宅で完結。とても楽でした。
手続き関係で外に出たのは、新居の内見・契約で不動産屋へ行ったときと、転出・転入の手続きで市役所へ行ったときくらいです。
7.役所の手続き時に押印が不要
転出届、転入届、国民健康保険の手続きをしに市役所へ行った際、受付で所定の用紙に必要事項を書いたのですが、「本人であれば押印不要」とのこと。
ハンコを押す作業は地味に手間がかかるので、こういう配慮はやり取りがスムーズになってうれしいです。
地域や各役所によって押印の要・不要に違いはあるかもしれませんが、こういう便利さはどんどん広まって欲しいところ。
8.支払いがカードで済むので現金の手持ちが不要
賃貸契約時の初期費用や、引っ越し業者費用、移動の際の交通費や宿泊費などなど、支払いのほとんどがクレジットカードで済ませられるので、
財布に現金を沢山入れて移動したり、一度に多くの現金を用意する必要がありません。
現地で精算する時間の節約になり、もし落としたら…という不安も減りました。
9.iPhoneがQRコード読み取りに対応した
今回の引っ越しで、ガスの契約時に「QRコードを読み取って、ネット上で必要事項を記入する」という作業を求められました。
「iPhoneはQRコード未対応」というのはよく耳にしていたので、iPhoneで使える他社製アプリをインストールしなきゃと思っていたのですが、
ちょうど引っ越すタイミングで、iPhoneがQRコードの読み取りに対応したとのこと。カメラを起動してバーコードにかざすだけ、と簡単です。
できるだけアプリは増やしたくないので、今回の公式対応はベストタイミングでした。
10.銀行を変えなくてもネットバンキングとコンビニATMでなんとかなる
長らく伊予銀行(愛媛の地方銀行)を利用しているのですが、埼玉県には伊予銀行の支店もATMもありません。
7年前なら、伊予銀行のATMがある地域(関東なら東京都)で新居を探すか、埼玉県の地銀で新たな口座を作って、そちらをメイン口座にしたと思うのですが、
口座引き落としにしている支払いの全てを、別の口座に切り替えるのは手間がかかります。できれば避けたい。
今はネットバンキング(PCやスマホで残高確認・振込・入出金明細の印刷ができる)もありますし、コンビニATMで出金や預入ができるので(一部、手数料がかかりますが)いままでの口座のままでなんとかなるのが有難いところです。
11.インターネット回線工事不要のモバイルWi-Fiがある
仕事をするにもゲームを楽しむにも、快適なネット環境は必須です。
そのため、良い物件を見つけても、インターネットが未開通で、そのうえ大家さんの許可が必要だったりすると、「別の物件を探すか…」と諦めモードになっていたのですが、
回線工事不要のモバイルWi-Fiがあると知って、固定回線にこだわる必要も、ネット開通まで数週間待つ必要もなくなりました。
モバイルWi-Fiが快適に使えるエリア内である限り、物件を選ぶ際の懸念がひとつ減るので、とても助かりました。
まとめ
7年前は、携帯もまだガラケーで、クレジットカードも持っていませんでした。
そのころに比べると、県外へ出ることのハードルがとても低くなっていますし、引っ越しだけでなく、旅行にも行きやすくなっていて、本当にどんどん便利な世の中になっているなあ、と感じます。
「思っていたほど県外引っ越しは大変ではない」と分かったので、まだ行ったことのない他県にも引っ越してみたいなあ、なんて思っています。