みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。

ビジネス書「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」読書メモと感想。

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ビジネス書「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」を読みました。

Google、Apple、Facebook、Amazonの4大企業がここまで巨大になった理由や、彼らはどのくらい世界を変えたのか、四騎士が衰退する可能性はあるか、5人目の騎士はこの先現れるのか、そして、この四騎士が牛耳ってしまった世界で、私たちはどう生き残っていけばいいのかーー。といったことが書かれています。

2019年のビジネス書グランプリで1位を獲得したベストセラーです。

私はFacebookはやっていないのですが、GoogleにもAmazonにも日頃からお世話になっていますし、Apple製品も大好きです。

それに加えてAIやIoT、ドローン、自動運転車、電子書籍、キャッシュレスなどにも興味があるので、ずっと気になっていた本でした。

結構厚い本なのですが、やっと読了したので、その読書メモと感想をつづります。 

【読書メモ】ぐっときた部分。

自制的なやり方をつらぬくAmazon。

アマゾンはうまくいく目処が立つまでは、投資額を増やさないという自制的なやり方をつらぬいている。(p67)

他の旧態依然とした会社は、うまくいかないことが明らかになっても認めようとせず、のめりこんでしまいがちなのだとか。

ジェフ・ベゾスが株主に向けて書いた書簡。 

Amazon創業者のジェフ・ベゾスが1997年に書いた、株主への年次書簡第1号から。

「100倍の資金を回収できる可能性が10%あるなら、絶対にその賭けをするべきなのです」(p68)

おなじく年次書簡第1号から、

「失敗と発明は不可分の双子だ。新しいものを生み出すには実験が必要だ。そして最初からうまくいくことがわかっていたら、それは実験ではない」(p72)

14.5%のシェアで世界の利益の79%を独占するApple。 

アップルのスマホ市場のシェアは、台数では14.5%にすぎない。しかし全世界のスマホの利益の79%を独占している(2016年)。スティーブ・ジョブズは本能的にこのことを理解していた。(p116)

高級ブランドとAppleに共通する5つの性質。 

25年にわたって高級ブランドにアドバイスしている著者が断言する、ポルシェからプラダまで、そのすべてに共通する5つの性質は、

・アイコン的な創業者
・職人気質
・垂直統合
・世界展開
・高価格
(p127)

「製品の価格は高く、生産コストは低く」を実現したApple。 

価格が高ければ生産コストも高いのがほとんどな中、

アップルは「製品の価格は高く、生産コストは低く」を実現した。他のぜいたく品カテゴリーで、これに迫るものはない。(p146)

私たちは考える前にクリックしている。 

ある研究では何をクリックするかは無意識のプロセスであることが示されている。生理学者のベンジャミン・リベットはEEG(脳電図)を使って、脳の運動皮質の活動は、人間が動こうと考える300ミリ秒前にそれを察知できることを示した。私たちは事前に考えるのではなく反射的にクリックしているのだ。(p198)

GAFAに共通する8つの要素。 

四騎士に共通する8つの要素とは、

1.商品の差別化
2.ビジョンへの投資
3.世界展開
4.好感度
5.垂直統合
6.AI
7.キャリアの箔づけになる
8.地の利

過去10年間で大きな価値を生み出したのは、何かを減らす工夫だった。

新しいアイデアを考えているとき、起業家は何を付け加えればいいかーー顧客におもしろい体験をさせられるかーーばかり考える。何かを減らして面倒を取り除こうと考えることはまれだ。しかし過去10年間で大きな価値を生み出したのは、何かを減らす工夫だったと私は思う。
〜中略〜
たしかに技術革命で爆発的に増えた価値は、新しい機能や能力によってもたらされた。しかしもっと大きな助けとなったのは、日常生活から面倒な手続きと時間のかかる作業を取り除いたことだ。

Googleのシンプルなビジョン。

グーグルのビジョンは「地球上の情報を整理する」である。シンプルで説得力があり、株を買いたくなる。
〜中略〜
フェイスブックのビジョンは「世界をつなぐ」ことである。

四騎士はすべて流通をコントロールしている。 

第5の要素は、ものを買うときの消費者体験すべてを垂直統合でコントロールできることだ。四騎士はすべて流通をコントロールしている。製品を自社生産していなくても、その調達、営業、販売、サポートを行う。

AIについて。 

ここで私の言いたいことは「あなたが得意なことで、ほかの人にまねできないくらい難しいことをするべきだ」ということだ。

【感想】気づかなかった四騎士の裏の顔を知ることができた。

便利で質の良いサービスにお世話になっているユーザーとしては、「ありがたいなあ」と思って、日々何気なく利用してしまっていますが。

便利さを提供してくれる裏側には、いろんな戦略があり、自分はその狙いにまんまとはまってしまっている…ということが良くわかりました。

そして、それを知ったからといって利用するのを今更やめられないくらい生活の一部になっている…ということも、改めて思い知りました。

といっても悪い部分やミステリアスな部分だけが書かれているわけではなく、中立視点で四騎士の良い部分・悪い部分を伝えてくれる点が良かったです。

アップルのシェア率と利益率の詳細や、アマゾンプライムの狙いなど、知らなかった上に興味深い内容をたくさん知ることができ、読んで良かった一冊でした。 

本書の中で紹介されていた小説「肩をすくめるアトラス」も読んでみました。

本書の中で、

アイン・ランド(訳注・ロシア系アメリカ人の小説家。代表作「肩をすくめるアトラス」は多くの偉大なビジネスマンが愛読しているといわれる)を引用しないCEOの話というのは、なんともすがすがしい。(p93)

と紹介されている小説「肩をすくめるアトラス」も気になって読んでみました。

「聖書に次いでアメリカ人が最も大きな影響を受けた本」とのこと。

なかでも、実業家や経営者は特に強く影響を受けるだろうな、と納得する内容です。

500ページ超の文庫が3冊分という分厚さだったのですが、面白くてあっという間に読み切りました。

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