最初に「フジコ」を知ったのは、YouTubeの動画広告でした。▼
Huluオリジナルドラマ「フジコ」全6話好評配信中 (30秒)
「このドラマすごそうだなあ、観たいな~」と気になりつつも、huluでの独占配信だし、この1作のためにhulu登録かあ…う~ん…。
と、迷って保留にしていたのですが。
ある日ふと「フジコ」を思い出して公式ページを見てみると、原作があるとのこと。それを知った途端、無性に読みたくなって、さっそく書店で買ってきました。
55万部突破の大ベストセラー「殺人鬼フジコの衝動」。
ドラマ「フジコ」の原作である、真梨幸子さんの小説「殺人鬼フジコの衝動」。
一家惨殺事件のただ一人の生き残りであるフジコ。当時11歳だった少女は、なぜ殺人鬼となってしまったのか。
作中でフジコの壮絶な一生がどんどん明らかになっていきます。
猛烈にイヤな気分になるのに、読むのを止められない。
▲書店員さんによる帯も本当に秀逸です。
さっそく読み始めた結果、先が気になって止まらず、数時間で一気読みしてしまいました。
「イヤな気分になるミステリー」、略して「イヤミス」というジャンルがあるそうなのですが、ほんとに「イヤミス」です。
読んでいる間ずっと、ウンザリしたり、ぐったりしたり、イライラしたり、
とにかくつらい。
でも止まらない。
まとめ:良い意味で”本棚には保管したくない”、極上作でした。
思わずブログに書かずにはいられなかったくらいスゴイ作品なのに、本棚には保管したくない、そんな極上作でした。
平山夢明さんの小説を読んだときのイヤ~な消耗感と、「すごい作品を読んだ…」という高揚感を思い出しました。
数日間はこの余韻を引きずって、ぐったりしそうです。
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