みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。

物の断捨離から心の断捨離へ。断捨離を始めてから3年半の内容の変化、まとめ。

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2015年に断捨離を始めてから、2019年1月現在で約3年半が経ちました。

ガラクタだらけの状態から、気がつけばミニマリストになっていて、今は心の断捨離と格闘しています。

今回は、そんな2015年から2019年1月現在までの「断捨離内容の移り変わり」についてまとめました。

1.物の断捨離 第1期

あきらかにいらない物の処分。

仕事の休養に入った2015年、ぼんやり読書や動画を楽しんでいたら、カレン・キングストンさんの著書「新・ガラクタ捨てれば自分が見える」に出会いました。

それまで何度も断捨離本や風水本を手にしてきましたが、どれも三日坊主で終わり、結局リバウンドしてガラクタだらけに戻っていた私。

ですが今回は、カレン本を読んでる途中から居ても立っても居られず断捨離しまくり、気づけば習慣づいて約3年半。変われば変わるものです、ほんと。

そんな最初のころに断捨離したのは、「あきらかに使っていないもの」「なくても全く困らないもの」でした。

・買い替えたあと、なんとなく物置にしていた古い机
・手入れが面倒で使わず放置していた家電
・気に入って買ったつもりが1年以上着ていない服
・今後使う予定のない結婚式出席用のドレス
・使う気がなくて袋すら開けずに保管していたイベントグッズ

などなど。

「新品だから」「高かったから」という理由で持ってはいても、「好きだから」「使うから」という想いはない物たちでした。

2.物の断捨離 第2期

いらないけど捨てにくい物の処分。

第1期に、机や家電など大型の物をたくさん処分したので、部屋の空間がかなり広々としました。

ガラクタに囲まれることで無意識に張りつめていた(らしい)気持ちがドーンと緩み、反動でぐったり寝込むことが多かった時期です。

目に見えてガラクタが減ったので、「断捨離完了!」と思い、まったり過ごしていたのですが、久々にカレン本を読み返すうち、「まだ終わっていない」ことに気づきます。

そんな第2期に断捨離したのは、「いらないけど捨てにくいもの」「無理して使っているうちに必要だと思い込んでたもの」でした。

・気に入ってないもらい物
・1度楽しんだだけで保管しっぱなしの本・DVD
・年賀状、名刺、卒業アルバム

などなど。

人や仕事がからむと、一気に処分しづらくなるわけですが、「じゃあ逆の立場なら、あげたものを捨てられてどう思うのか」と考えてみたところ、すぐ出た結論は「まったく気にしない」だったので、思い切って手放すことに。

卒業アルバムなんて「保管しておくのが当たり前」と思ってるアイテムの代表だと思うのですが、スキャンして(写真に撮って)データで保存してしまえば、現物を手放しても問題ないんだよな、と。

捨てるまでが面倒くさい物の処分。

手間がかかるものって、やっぱり後回しにしちゃいますよね。

というわけで、過去の紙原稿のデータ化はこのあたりでやっと取り掛かりはじめました。

フットワークが軽くなってきた。

このころにはフットワークがだいぶ軽くなってきて、ちょっとした買い物や散歩でも、さっと着替えて出かけるようになりました。

いままでは、食料はネットスーパー、本はAmazon、服はネットショップ、という有様で、1年の99%はずっと家にいた私。

日々の天気や気温の変化なんてまったく分からないほど、おうち大好き人間だったので、こんなにアクティブになるとは我ながらびっくりです。

3.人間関係と時間の断捨離

物の断捨離が進んで、「好きなもの」「使うもの」だけに囲まれるようになると、「自分を大切にする」感覚が少しずつわかってきます。

それにつれて、「時間」や「人間関係」など、物以外のガラクタにも気づくようになってきました。

人間関係の断捨離

「嫌いな人や合わない人と付き合うのも勉強だ」という考えに縛られて、いろいろ気を遣ってきたのですが、「仕事ならともかく、プライベートまで付き合う必要ないんだよな」と気づいてきます。

「自分のことを粗末に扱われている」と感じる人間関係から距離を置くようになってきました。

人間ですから、相性が合わない中にも良い部分はあるわけで、だからこそ付き合っていたのですが、一緒にいてしんどいことのほうが上回るなら、やっぱり無理は禁物なんですよね。

ネガティブな人間関係に限らず、断捨離していると自分自身ともっと向き合いたくなって、とにかく一人で過ごす時間が増えます。

我慢の人間関係に慣れ過ぎていると、「自分にとっての”良い人間関係”」がどんなものかすら分からなくなっているので、それを考える時間でもあります。

時間の断捨離

「自分と向き合う時間」「やりたいことをやる時間」をもっと確保するために、時間を大切にしはじめます。

・無目的にテレビや動画を見続けない
・ゴシップなどネガティブなニュースを見ない
・SNSと距離を置く

など、ついだらだらと見てしまいがちだったものから自然と離れていきました。

やりたいことをやるための「時間がなかった」のではなく「時間を作ろうとしてこなかった」のだと気づいて反省したのもこの頃です。

4.物の断捨離 第3期

ガラクタ期に買った生活必需品の買い替え

洗濯機や炊飯器、仕事机や椅子など、毎日使う必需品で、しかも買い替えに結構お金がかかるものは、つい後回しにしがちでした。

ちょうど引っ越しをして、スペース的に置けなくなったり、レイアウトがしっくりこなくなってきたこともあり、やっと買い替えることに。

しんどい過去を思い出す家具家電を中心に、処分や買い替えをしていきました。

いざ手放してみると、「正直ほとんど使ってなかったな」と気づく物もあり、買い替えることなく処分しただけのアイテムもあります。

5.心の断捨離

執着心の断捨離

捨てるまでは「まだ使うかもしれないし…」と思っていたのに、捨ててみると「全然使わなかったな」と気づくものが沢山あって、その執着心はだいぶ手放せてきたと思っているのですが。

買取やメルカリを利用する際、「はやく手放してすっきりしたい」はずが、気づけば「もっと高く売りたいから時間をかけよう…!」とつい粘っている自分に気づきました。

ほかにも、不安や心配事があると、つい延々と考えてしまっていたり。

「必要以上に考えない」「考えすぎる前に行動する」を現在実践しているところです。

価値観の断捨離

「仕事は苦しいもの」だとか「お金は簡単には手に入らない」、「新たな人間関係は仕事や習い事などの集まりでしか生まれない」といった、自分の中で勝手に常識にしてしまっている価値観が、ここ最近一気に崩れてきています。

仕事が入るのを待たずとも、自分で仕事を作っちゃえばいいし、道ばたで挨拶したのをきっかけに仲良くなる、なんてことも立て続けに起こったりして、急激な変化に目を白黒させながら楽しんでいます。

まとめ

ひとりの時間を大事にするのは今でも変わりませんが、さすがにこの3年、自分の内面にこもりすぎたのか、今は反動でどんどん外に出て人と関わるターンが来ています。

まずはやりたいことにどんどん手を付けてみて、それから合わないものを断捨離していく作戦です。

物も同じく、「絶対買わないぞ」なんて潔癖になることなく、欲しいものは買っています。

ただ、厳しく吟味する癖がついたので、めったに「物が欲しい」と思わなくなったのと、「物よりも経験を買いたい」傾向は強くなりました。

これからも経過観察していきます。

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