数年前からずっと気になっていた「ふるさと納税」。
「返礼品がもらえてお得」だとは聞いていたのですが、正直よくわかっていませんでした。
「手続きが面倒くさそう」
「どのへんがお得なのかよく分からない」
と思ってしまい、なんとなくスルーしていた私…。
「寄附だけ」をすることと比べれば、お礼が返ってくる分、確かにうれしいのですが、「そんなにニュースで取り上げるほどすごいことなの…かな…?」と思っていたのでした。
でも興味はある。そこで実際に調べてみると、思っていた以上に手順が簡単だとわかったので、思い切ってふるさと納税デビューしてみました。
- ふるさと納税とは。
- ふるさと納税の寄附上限額を調べてみました。
- ほしい返礼品を選ぶ。
- いざ申し込み。ふるさと納税の手順。
- 3.支払いをする。
- 4.ふるさと納税完了。
- 追記:返礼品と寄附金受領証明書が届きました!
- 関連記事はこちら
ふるさと納税とは。
1.日本全国、好きな自治体にふるさと納税できる。
地元への寄附はもちろん、旅行で行ったことのあるお気に入りの自治体や、行ったことはないけど返礼品が魅力!という自治体まで、どこにでもふるさと納税ができます。
2.1年中いつでもふるさと納税できる。
1年365日、いつでもふるさと納税ができます。
3.お礼の品がもらえる。
ふるさと納税をした自治体から返礼品がもらえます。
返礼品の内容は、その自治体の特産品に限らず、家電、旅行券、感謝状などなど、本当にいろんな種類があります。
応援したい自治体ありきで「どんな返礼品があるのかな」と選ぶのも楽しいですが、「カニやお肉が欲しい!」といった”返礼品ありき”で自治体を選ぶのももちろんアリです。
4.翌年の住民税が安くなる。
(参照:ふるなび)
ふるさと納税した額のうち、2000円を超える額は、翌年の住民税から全額控除してもらえます。(年収に応じて、控除してもらえる上限額が決まっています)
たとえば1万円のふるさと納税をした場合、そのうちの2,000円を引いた残りの8,000円が、翌年の住民税から引かれます。
つまりは、「2,000円の寄附」+「来年払う分の住民税を前払い」すると、返礼品がついてくるという仕組みです。
確かに、住民税をただ支払うよりも、ふるさと納税で前払いして返礼品をもらうほうがお得ですし、なにより楽しいです。
5.確定申告は必要?
返礼品と一緒(もしくは後日)に寄附の証明書類が届きます。
毎年確定申告をしている人は、その書類と合わせて確定申告をすればOKです。
12月31日までにふるさと納税をすると、翌年の確定申告に間に合います。
会社員など、確定申告の必要がない給与所得者の場合は、ふるさと納税をする際に「ワンストップ特例制度」という項目にチェックを入れれば、確定申告など特別な手続きをすることなく簡単にふるさと納税ができます。
ただし、「ふるさと納税先の自治体が6つ以上」になると、確定申告が必要になるので要注意です。
ふるさと納税の寄附上限額を調べてみました。
その人の収入によって住民税の額に個人差があるように、ふるさと納税ができる上限額にも個人差があります。
今回利用したふるさと納税サイト「ふるなび」の中に「寄附上限額シミュレーション」があったのでやってみました。
・寄附者(自分)の年収
・配偶者の有無
を入力すると出てきます。たとえば「配偶者なし」の場合、
年収0円なら寄附上限額2,000円、
年収300万円なら28,200円、
年収1,000万円なら176,300円、とのこと。
・【ふるなび】寄附上限額シミュレーション
はじめてのふるさと納税なので、とりあえず少額でお試し感覚のふるさと納税をしてみます。
ほしい返礼品を選ぶ。
「少額で初めてのふるさと納税を試してみる」が今回のテーマなので、条件を指定して検索してみます。
・カード決済可能
・在庫あり
・0円~9,999円
を選択しました。なにげに100万円以上の返礼品もあるんですね。
ふるさと納税1万円未満でもかなりの返礼品数があります。
このときの検索結果が2,725件。思った以上に品数があります。
この時点で一番お安い2,000円の品は2件。
ざっと眺めた印象では、5,000円の品が一番多そうです。
税金が控除されるのは「2,000円を超えた額」なので、3,000円以上かつキリの良い5,000円は、一番選ばれやすいのかもしれません。
iPad Proやダイソン、バルミューダもありました。
電化製品の返礼品には、iPadProやダイソンもあってびっくり。バルミューダまでありますよ。
他にノートパソコンのVAIOやソニーのデジタル一眼カメラもありました。
もはや「ふるさと」と関係ない品ですが、個人的にはiPadProがめちゃくちゃ魅力的です。
いざ申し込み。ふるさと納税の手順。
0.まずは無料会員登録。
「ふるなび」の無料会員登録ページはこんなかんじでした。
1.返礼品を選んで「寄附を申し込む」をクリック。
「少額の選択肢に食べ物がなかったら、少し額を上げてみよう」と思っていたのですが、ちょうどごはんのお供に最適なものがあったので、予定通り2,000円寄附でいきます。
山形県上山市「国産梅なめ茸スタンドパウチ400g」です。
”梅とかつお節で仕上げた贅沢な一品”…美味しそうです。保存もききそうなので一人暮らしにはありがたい。
さっそく「寄附を申し込む」をクリックします。
2.寄附申し込みフォームに必要事項を入力。
注意事項を確認して、寄附申し込みフォームを入力していきます。
もともと確定申告をする必要がない人は「ワンストップ特例制度」にチェックを。
・もともと確定申告をする必要がない方
・ふるさと納税先が5自治体までの方
この2つを満たす方は、「ワンストップ特例制度を利用する」にチェックを入れておけば、確定申告いらずで控除を受けられます。
会社員など給与所得者の方は、通販感覚で返礼品を選んで、ついでに寄附も節税もできるという手軽さです。
私は確定申告が必要な個人事業主なので、このチェックは外します。
支払い方法を選ぶ。
決済方法は、
・クレジットカード
・現金書留
・自治体窓口
・払込票(郵便局)
から選べました。
自治体によって対応の決済方法に違いがありそうです。
私は手軽なカード払いを選択しました。
寄附金の希望使い道を選ぶ。
返礼品にばかり目がくらんでいましたが、こういう項目を見ると、寄附であることを実感します。
より優先度の高い事業に使ってもらえるよう、「市長におまかせ」を選びました。
配送に関する希望やアンケート、応援メッセージも記入できる。
このあたりの記入は任意なので、とばすこともできます。
3.支払いをする。
申し込みフォームを送信したら、そのまま決済へ進みます。
私はクレジットカード決済を選んだので、Yahoo!公金支払いのページへ移ります。
なにげにずっと使い道のなかったTポイントが使えたのがうれしい。
4.ふるさと納税完了。
支払いを済ませたら、ふるさと納税完了です。あっという間!
Amazonや楽天で買い物をするような手軽さでした。