不登校になったとき、まず考えることのひとつが「転校」だと思います。
私は小学校4年生のときに、いじめによる不登校になり、2学期から転校しました。
今回は、「転校したのは成功か失敗か」について書いていきます。
- 【小学4年1学期】担任からのいじめで不登校に→転校を決意。
- 【小学4年2学期】転校後、クラスの女子からのいじめで不登校に。
- 【中学3年】約4年間の不登校から、学校に復帰できました。
- 転校を後悔したこともあったけれど。
- 【感想】転校して良かった。というか人生大丈夫だった。
- 【結論】本人が望むなら、転校してみたほうがいい。
- まとめ:大事なのは「学校に行くこと」でなく、「幸せな人生を過ごすこと」。
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【小学4年1学期】担任からのいじめで不登校に→転校を決意。
小学校4年生になったとき、新しい担任の先生からいじめられるようになりました。
ほかの同級生には笑顔で対応するのに、私には真顔で冷たく突き放すという内容で、その理由はまったくわからず。
それまでは、放課後に校庭で遊んでいると、笑顔で声をかけてくれて一緒に遊んだくらい、やさしい先生だったので、担任になったとたんの急変に、驚きとショックで不登校になりました。
親が学校と話し合ってくれたのですが、担任の先生は「覚えがない」というばかりで解決せず、親と相談して転校を決意。
【小学4年2学期】転校後、クラスの女子からのいじめで不登校に。
夏休み明けの2学期から、別の小学校に転校した私。
担任の先生もやさしく、同級生も転校初日からどんどん声をかけてくれて、「転校したのは正解かも」と思ったのですが。
数日もたたないうちに、2つの女子グループの板ばさみになり、無視や仲間はずれなどのいじめが始まって、再び不登校になってしまいました。
【中学3年】約4年間の不登校から、学校に復帰できました。
いじめが原因で転校をした結果、あらたないじめにあい、また不登校になってしまったわけなので、
「よし!もう一度転校してみよう!」なんて思えるはずもなく。
(引っ越しや転校手続きにお金も手間もかかりますし)
そのまま約4年間不登校を続け、中学3年生になったときに、自分の中で突然ふっきれて、開き直ったように元気に学校に通うようになりました。
転校を後悔したこともあったけれど。
転校前の学校では、担任の先生一人にいじめられただけで、同級生とは仲良く楽しく過ごせていた私。
なので、「転校せずに1年間ガマンしていれば、担任が変わって、学校に行けるようになったかもしれないのに」と、後悔したこともありました。
ですが、その後高校生になり、転校前の同級生と再会したときに、やさしい子だったはずのその子たちが、立派ないじめっこになっているのを知ったのです。
「転校しなかったとしても、今度はこの子たちのいじめに巻き込まれてたかもしれない」
そう思った私は、転校を後悔するのをやめました。
【感想】転校して良かった。というか人生大丈夫だった。
不登校をしていた4年間は、親と学校との板ばさみで毎日不安でした。
そのため、「転校しないほうが良かったのかも」と考えたこともありましたが、
大人になった今、「やっぱり転校して良かったな」と思っています。
「結果よければすべて良し」という言葉そのままで、「大人になった現在、楽しく生活しているし、結局は転校していじめられても、人生大丈夫なんだな」と感じていますし、
親の意思ではなく「自分の意思で転校することを決めた」「自分が選んだ道を進むことができた」ので、「後悔してもしょうがないし、まあいっか」という感じです。
【結論】本人が望むなら、転校してみたほうがいい。
私の体験のように、転校することで不登校が解決するとは限りません。
ですが、「あのとき転校していたら学校に行けたかもしれないのに」と思いながら不登校を続けるよりも、
とにかく転校してみてから「転校したの失敗だったわ~」となるほうが、チャレンジした分だけ後悔が少なくなります。
できることをやるだけやってみるのがおすすめです。
ただここで、なにより大事なのは、本人が転校を希望しているかどうかです。
親の判断で無理やり転校させてしまうと、「学校に行けない自分は親にとってジャマなんだ」と、あらたな傷を作ってしまうかもしれないので、相談しあうことが大事です。
まとめ:大事なのは「学校に行くこと」でなく、「幸せな人生を過ごすこと」。
いじめが原因で不登校になり、転校してからもいじめにあって不登校になるという、踏んだり蹴ったりな体験をしたわけなのですが。
それでも「やっぱり転校して良かったかも」とのほほんとしていられるのは、大人になった今、楽しく生活できているからです。
不登校だったころはあんなにつらくて地獄だったのに、10年たつころにはすっかり忘れていて、20年たった今では、こうしてまったりとブログに書けるくらいになっています。そんなもんです。
大事なのは、最終的に幸せな人生を過ごすことであって、「学校に行けるかどうか」はとても小さなことです。
不登校をしながら好きなことや楽しいことを見つけて、あなたにとっての「幸せな人生」を突き進んでください。
それでは楽しい不登校ライフを!