数日前から「アイビー・リー・メソッド」を試しています。
「アイビー・リー・メソッド」とは。
「アイビー・リー・メソッド」とは、20世紀前半に活躍した経営コンサルタント、アイビー・リーが提唱した、仕事術のひとつ。
「生産性をUPさせつつ、終業時の疲れを減らす」ための方法です。
アイビー・リー・メソッドのやりかた。
- 「明日やるべきこと」を6つ書く
- 重要と思う順に番号をふる
- 翌日、この順番で仕事をする
- 全部できなくても悔やまず忘れる
- 明日のための6つを書く
- 以上をくりかえす
深く考えずにサクサクと書き出します。
大切なのは、1つの作業が終わるまで、ほかの作業をしない・考えないことです。
やり残しは明日に繰り越す必要はありません。新たに明日の6つを考えます。
やり残しを気にする人へのアイビー・リーの言葉。
「6つのうち、1つか2つしかできなかったとしても気にする必要はありません。あなたはその日に1番大切だと思っていた仕事を済ませたのだから」
励まされます。
実践してみた感想。
より達成感がある。
「やること6つ」という数は、メソッドを始める前と同じくらいか、むしろ少ないときもあります。
でも、「自分がどれだけの作業をこなしたのか」が目に見えて分かることで、より達成感を感じるようになりました。
焦りと疲れが減る。
こなした数を意識していなかったころは、寝る前になっても「もっとやらなきゃいけないんじゃ…」という焦りがあり、心配だけで疲れることもありました。
「やること6つ」のメモがあることで、「今日やるべきことはやった」と落ち着けるようになりました。
「やり過ぎ予防」にも「やらなさすぎ予防」にもなる。
わたしは「何もしない」ことが苦手で、すぐにやりたいことややるべきことを詰め込んでしまうタイプなので、時折燃え尽きてバテてしまうことがあります。
逆に、たくさんのことをやっているけれど、どれも自分にとって「大事なこと」や「本当にやりたいこと」ではないという、「時間の浪費」をすることも。
「6つ」と数を決めて、しっかり書き出すことで、「やり過ぎ予防」にも「やらなさすぎ予防」にもなっています。
自分の逃避ポイントや疲れ具合に気づける。
やること6つに順番をつけるとき、「大事な順」に番号をふるはずが、「ラクな順」で決めてしまうことがあります。
「大事なことから逃げてる」ことや「自分のお疲れ度」に気づきやすくなりました。
まとめ
いわゆるToDoリストなのですが、「自分が重要と思う順」に「6つ」というのがすごく絶妙です。
「6番てことはそこまで重要と思ってないんだな」と、自分の本音が分かってしまうのもおもしろいですし、
きりのいい「5つ」よりも、もうひとふんばりした感があるので、「もうちょっとやったほうがいいかな」なんて頑張り過ぎずに休めます。
こういう仕事術ってつい3日坊主になりがちなので、いつまで続くか分かりませんが、「飽きたらやめればいいや」というゆるい気持ちでもう少しハマってみます。
▼今回の参考図書▼