キャッシュレス決済が増えたとはいえ、お札も小銭も日常的にまだまだ使います。
以前は長財布(札入れ)と小銭入れを分けていましたが、断捨離で持ち物が減るにつれ、バッグを持たずに手ぶらで出かけることが日常に。
それ以来、服のポケットに入るコンパクトな二つ折り財布を使うようになりました。
現在愛用しているのは、アブラサスの「薄い財布」ブッテーロレザー。
途中、他の二つ折り財布も検討してみたものの、やはりこの財布が一番使い勝手が良い、という結論になっています。
使い続けて2年が過ぎた「薄い財布」の、使用感や使い方の変化についてまとめました。
1.見た目(風合い)の変化
▲2020年購入時。
まずは見た目の変化から。
革の加工の仕方や色など、いくつか種類のある「薄い財布」。私はブッテーロレザーを使用したキャメル色のものを使っています。
▲2年経過した2022年時点。
購入時に比べて、色がより濃く、ツヤも出てきました。細かなキズもたっぷり。
使うほどに風合いが変わり、世界でひとつの自分の財布になっていく、革ならではの味わいです。
▲左はアブラサススタッフが2年使用したという「薄い財布」。右は新品。
ちなみに、購入時に大阪のアブラサス実店舗で見せてもらった「男性スタッフが2年使用した薄い財布(ブッテーロレザー/キャメル)」がこちら。↑
同じ2年でも、使い込み具合によって風合いがこんなに違います。私の財布の変化なんてまだまだ微々たるものであります。
2.中身の変化
▲2022年現在、デビットカードを入れなくなり、カルディのポイントカードと名刺が加わっています。
続いて中身の変化です。「お札」と「小銭」、「家の鍵」、「保険証」、「ドラッグストアのポイントカード」は変化なし。
入れなくなったのは「デビットカード」。キャッシュレス払いはスマホ決済を利用するようになったので、物理カードは財布に常備しなくなりました。
新たに加わったのは「カルディのポイントカード」と「名刺」です。
最近はカルディで珈琲豆を買うことが多いので、外出の際に「ついで買い」ができるよう常備しています。物理カードいらずのアプリ版があるものの、個人情報登録が必要なので、今のところはスルー。
いっそポイントカード無しでも良いのですが、ポイント好きな夫のススメにより、厳選して持っている次第です。
▲薄さ1.5ミリ、軽さ5g。本革製の極薄名刺入れ「カードリッジ デュン」。
名刺入れは持っているものの、手ぶらで出かける際は持ち歩きません。
ところが、イベントの集まりやふとした出会いなど、仕事モードではない手ぶらの時にこそ、「どんなお仕事してるんですか?」→「名刺ください」という流れになるケースが多発。
それ以来、2〜3枚財布に入れておくようにしています。
3.使いかたの変化
▲本来はこのように三角部分でお札を挟む仕様になっています。
続いて、使いかたの変化です。
本来は、上画像のように、三角部分でお札を挟む作りになっているのですが、
お札の取り出しやすさを重視して、挟まずに使うようになりました。
▲小銭入れに引っ掛けて固定した状態。
もうひとつは財布の閉じかたの変化です。
本来は、小銭入れの隙間に引っ掛けることで財布がパカパカ開かないように固定する仕様なのですが、よりコンパクトに服のポケットに収まるよう、引っ掛けずに使っています。
▲引っ掛けて固定した状態。(中身を入れたまま計測)
上画像が、公式の使いかたである、小銭入れ部分に引っ掛けて固定した状態です。
中身が入ったままで計測したサイズは、縦9.8×横9.5×薄さ1.8cm。
▲引っ掛けていない状態。(同じ中身を入れたまま計測)
そしてこちらの画像が、引っ掛けていない状態です。
同じ中身が入ったままで計測したサイズは、縦9.3×横9.5×薄さ1.5cm。
横の長さは同じまま、縦と薄さが0.5cmずつコンパクトになるので、タイトなジーンズのポケットにもさらに入れやすくなります。
小銭入れの使い勝手について
続いて、小銭入れの使い勝手について。
アブラサスの「薄い財布」を検討するとき、ほとんどの人が心配するであろう、小銭入れの浅さ。
「硬貨の種類が見分けやすい」「硬貨が増えすぎて財布が重くなるのを防ぐ」というメリットがあるわけですが、デメリットとして、
1.うっかりレジ前でぶちまけてしまわないか心配
2.入りきらないお釣りをもらった場合困る
3.あまり小銭が入らなさそう
4.出し入れしづらそう
という4点があり、私も気になっていました。
とりあえず、2年経過した現在(2022年10月)、小銭をぶちまけてしまったことはありません。
お釣りが多すぎて小銭が入りきらないことは時々あり、空いているポケットに入れて帰宅して、過去使っていた小銭入れに保管しています。
逆に手持ちの小銭が少ない場合は、保管してある小銭から補充することも。
小銭が入る枚数については、本来、最大15枚(999円分)の硬貨が入る仕様になっているのですが、
使い続けるうちに革が柔らかくなってくるので、16枚以上入るようになりました。
綺麗に並べずバラバラの詰めかたをしても、ボタンがしまるケースも増えています。
あとは「出し入れしづらそう」問題について。
この1点をネックに感じて、他の二つ折り財布を色々模索した時期があります。
実店舗で使い勝手を試してみたりもした結果、小銭の出し入れがしやすくても、財布の長辺が10cmを超えていて、服のポケットにスムーズに入れづらいことが判明。
個人的には「ポケットへの出し入れのしやすさ」を重視しているため、アブラサス継続で落ち着きました。
お札入れの使い勝手について
続いて、お札入れの使い勝手について。
「小銭入れ問題」に目が行きがちですが、予想外に良かった点は、お札入れの使いやすさです。
当初は「ポケットに入る財布なら、お札を二つにたたんで入れるタイプでもOK」思っていたものの、冬の寒さでかじかんだ手では、お札を取り出すのも開くのも結構手間取ります。
お札をたたまずに出し入れできるのは、冷え性の身にとって大事な要素です。
まとめ
▲裏側。
以上、女性ミニマリストによる「アブラサス「薄い財布」の2年使用レビュー」でした。
バッグを持ち歩かず、手ぶらで外出することが多くなって気づいたのは、
・お札を折りたたまず収納できる
・小銭も入る
・タイトなジーンズのポケットに入るサイズ(長辺10cm未満)
・本革
・シンプルなデザイン
という条件を満たす二つ折り財布が、「ありふれていそうで意外と無い」ということ。
現時点での個人的「最適解」として、引き続き愛用します。
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