羽生善治竜王と広瀬章人八段が戦う、第31期「竜王戦」第3局の初手見学に行ってきました。
帰宅ほやほやで感想を書きます。
- 偶然知った第31期「竜王戦」第3期のイベント参加募集。
- 第31期「竜王戦」第3局の開催地、茨城県の鹿島神宮へ。
- 対局者入室から駒並べも含めて15分ほどの初手見学。
- まとめ:対局室の独特の空気感と初手からモードに入っている竜王が印象的でした。
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偶然知った第31期「竜王戦」第3期のイベント参加募集。
ある日天気予報アプリをチェックしていたら、ランダムで表示される「お出かけスポット情報」にたまたま出てきた「鹿島神宮」。
最近神社に興味があるので、なんとなく鹿島神宮の公式サイトにアクセスしてみたところ…
トップページにどーんと、
「第31期 竜王戦 第3局 鹿島神宮イベントサイト開設のおしらせ」が。
・前夜祭
・大盤解説会
・初手見学
・封じ手見学
の4イベントにお好みで応募し、抽選で当たれば参加できるというもの。
迷わず応募したところ、当選したのでした。
ちなみに、応募したのは「初手見学」のみです。
プロ棋士の張りつめた空気感を一番感じられそうだったので、本命一択で応募しました。
第31期「竜王戦」第3局の開催地、茨城県の鹿島神宮へ。
というわけで、竜王戦第3局の開催場所である、茨城県の鹿島神宮へやってきました。
大きな神社です。
鹿島神宮も初めてですが、茨城県に来るのも初めてです。
こんな形で茨城県を訪れることになるとは思ってもみなかったなあ。
看板からかっこいいです。しびれます。わくわくです。
対局者入室から駒並べも含めて15分ほどの初手見学。
大きな神社ということなので、最初、拝殿(参拝者がお賽銭を入れて拝礼したり、ご祈祷が行われる場所)で対局するのかと思っていたのですが、違う建物でした。
普段は社務所や祈祷殿として使っている建物とのこと。
対局開始が9時なので、見学者は8時半集合です。
初手見学者の札をもらって、同じく初手見学の参加者20数名と建物地下の対局場へ。
対局する和室のふすまを開けた、すぐ隣の和室での見学でした。かなり間近です。
対局者2人が入室するのを待つところから見学できたのですが、すでに入室されていた立会人が森内俊之九段でびっくり。豪華です。
しばらくして対局者の羽生善治竜王と広瀬章人八段が入室し、駒を並べ、対局開始。
そして、先手の羽生善治竜王から1手ずつ、両者が駒を動かしたところで、初手見学終了となりました。
約15分ほどだったと思います。
初手見学者は、そのまま大盤解説会も見ることができるとのことだったのですが、初手見学で完全に満足しきった私は、鹿島神宮をゆっくり参拝・散策して、帰路につきました。
まとめ:対局室の独特の空気感と初手からモードに入っている竜王が印象的でした。
見学者は25名ほどで、約6人ごとに数列に並んで座っていたのですが、最前列から対局者までの距離は3メートル程度で、本当に間近でした。
くわえて、新聞社等のカメラマンが、すぐ脇で撮影していたり、関係者が何人も周りに立っているという、静かながらもにぎやかな状況。
もちろん、初手や封じ手などの節目が過ぎれば、室内外の人も一気に減るとは思うのですが、「気が散らないのかな」と思ってしまうような独特の空気感でした。
そして、羽生善治竜王が初手から、あのおなじみの口を手で押さえる仕草や、盤面を睨みながら俯いたりする集中モードに、するりと入っていたのが印象的でした。
やっぱり映像と生は全然違うなと痛感。とても刺激を受けた貴重な体験になりました。
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