みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。

防音性の低い鉄筋コンクリート造マンションはどのくらい生活音が漏れるのか、まとめ。

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物件の防音性(遮音性)を考えずに、うっかり鉄骨造アパートに引っ越したところ、隣人の生活音が筒抜けでした。

くしゃみ、いびき、足音、会話の内容、卵を割る音まで聞こえてくる生活に参ってしまい、半年で再び引っ越しをすることに。

そうして住み始めた新たな物件は、築6年の鉄筋コンクリート造マンション。(オートロックで設備も綺麗)

ですが、「これで静かに過ごせる…」と安心したのも束の間で、この物件もまた、生活音がもれまくる物件でした。

次に引っ越した物件は築20年超えの鉄筋コンクリート造マンション。ここもまた、生活音が筒抜けな物件で…。

一人暮らしを始めて以来、10件の賃貸物件に住んできた私。これまで鉄筋コンクリート造マンションで生活音に悩まされたことがなかったので参りました。

今回は「鉄筋コンクリート造マンションだからといって防音性(遮音性)が高いとは限らない」という話をつづっていきます。

築6年の鉄筋コンクリート造マンションでも隣の生活音が筒抜けだった。

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▲築6年の鉄筋コンクリート造マンション。内装や設備はかなりきれいですが生活音は9割もれてきました。

鉄骨造アパートを脱出して、次に選んだ物件の詳細は以下でした。

・鉄筋コンクリート造(RC造)マンション
・築6年
・1K
・オートロックあり
・エレベーターなし
・家賃は地域相場と同じ~少し高め
・隣の部屋との壁がクローゼットになっている間取り

 

外観も内装もおしゃれで新しく、壁さえ薄くなければ長く住みたい物件です。

「鉄筋コンクリート造マンションは鉄骨造よりも防音性が高い」
「築が古い物件よりも新しい物件のほうが防音性が高い」

といった情報を頼りに選んだ物件だったのですが、この物件の前に住んでいた築30年近い鉄骨造アパートと同じくらいに生活音がもれまくっていました。

鉄筋コンクリート造でも、物件によって防音性の当たり外れがある。

今回の物件とは別に、過去に3回、鉄筋コンクリート造の賃貸マンションに住んだことがあります。

 

・築10年超くらいの1K
・築20年前後くらいの1K
・築10年くらいの1LDK

 

上記のように、築年数も部屋の広さもいろいろでした。

ですが、たまに隣から大音量の鼻歌や、上の階からたまに大きな足音(子供がはしゃいで飛び跳ねるような)が聞こえたことがある以外、生活音に悩んだ記憶はありません。

鉄筋コンクリート造でも、物件によって防音性の当たり外れがあるようです。

防音性の低い鉄筋コンクリート造マンションで聞こえてくる生活音、一覧。

隣の生活音はほぼ全て聞こえます。聞こえてこない音がないくらいです。

それに加えて、床まで薄い物件では、上下階からもわりと音がもれてくるのがつらいところ。

日々あたり前のように聞こえる生活音は、

・スリッパや裸足で歩く音(隣/上)
・包丁で野菜をきざむ音(隣/上下)
・卵を割る音(隣/上下)
・カーテンの開閉音(隣/上下)
・テレビの音(隣/上)
・電話で話している声と内容(隣)
・大きめの話声/笑い声(隣/隣のさらに隣/上下)
・咳/くしゃみ(隣/下)
・クローゼットや引き出しの開閉音(隣/上下)
・浴室のドアの開閉音(隣)
・シャワーをシャワーフックに掛ける音(隣)
・シャワーで浴槽を洗い流す水音(隣)
・トイレを流す音(隣/上下)
・ファスナーの音(隣)
・玄関内での靴のヒール音(隣/上)
・家具や床に物を置く音(隣/上)
・鼻をかむ音(隣)
・食器をテーブルに置く音(隣)
・雑誌をめくる音(隣)
・缶のプルトップを開ける音(隣)
・スリッパや裸足で歩く音(隣)
・レジ袋のガサガサ音(隣)


などなど。

もちろん鼻歌や楽器の音は書くまでもないくらいに聞こえまくっています。

聞こえてこない生活音2つ。 

・着替える音(衣擦れの音)
・食べる音(そしゃく音)


は聞こえませんでした。

生活音の漏れ具合を鉄骨造アパートと比べると。

壁が薄い鉄骨造アパートと比べて、漏れてくる生活音の大きさは、壁が薄い鉄筋コンクリート造マンションのほうが少しだけマシといった程度です。

「実は鉄筋コンクリート造じゃなくて鉄骨造なんですよ」と言われても納得するくらいのわずかな差です。

生活音がもれる原因は?

隣の部屋との間の壁・床が薄いと思われます。

鉄骨アパートのときと同じくらい生活音がもれているということは、コンクリートの壁ではなく、石膏ボードの壁なのかな、と。 

生活音に悩まされる部屋でできる対策は?

「防音シートを壁や床に貼る」という方法をよく見かけますが、効果が高いものを選ぼうとするとどうしてもお金がかかってしまいます。

防音シートを買うお金を引っ越し費用にあてて、ほかの物件に引っ越すことがベストだと思います。

隣人がそっと歩く音すらダダ漏れなので、もはや管理会社に相談してなんとかなるレベルを超えています。

それ以前に、今の物件を内見した際、「生活音に困っている」ことを担当者に話し、「この物件の遮音性はどうか」と質問をして、「大丈夫です」と言われた結果がこれなので、相談するよりも関わることをやめるのが一番です。

ちゃんとした物件に引っ越すまで、生活音のトラブルやストレスをやわらげるためにとった対策、検討した対策は以下の記事でまとめています。

【生活音】壁が薄いアパート・マンションで隣人トラブルやストレスを避ける10の対策、まとめ。 - みにまるなひげ

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今後の物件探しで気をつけるポイント。

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壁をたたいてみる」というのはよく見かけますが、思いっきりたたくのってどうしても遠慮してしまいますし、たたいた音だけで壁が薄いか厚いか判断するのは、慣れてないと結構難しく感じます。

また、「分譲マンションは賃貸物件より壁が厚い」というのもよく聞きますが、中にはハズレもあるようです。

いちばん確実性が高いのは、「隣の部屋と壁を接していない造りの鉄筋コンクリート造マンションを選ぶ」ことかなと思っています。

また、今回の物件に住んだ私の個人的な教訓として、「隣の部屋との間にクローゼットがある部屋」は今後避けるつもりです。


一見「壁とクローゼットの扉とが2重になっているぶん、遮音性が高そう」と感じますし、実際に壁がしっかり厚ければダブルで安心なのだと思いますが、

今回の物件の場合は「壁の遮音性の低さを補うためにクローゼットを挟んだ」ように思われるので、これからはそういった間取りには気をつけます。

その他の「防音性の低い賃貸物件を選んでしまわないために気をつけること」は別記事でまとめています。 

壁が薄い物件を避けるために最初に注意するべき7つのこと【生活音筒抜け問題】 - みにまるなひげ

3軒連続で防音性の低い賃貸物件に当たってしまった私が考える、生活音で悩まないための部屋探し対策9つ。 - みにまるなひげ

まとめ:「鉄筋コンクリート造」を過信しないこと。

「鉄筋コンクリート造マンションなら静かだろう」と過信して引っ越してしまった私。今回は本当に勉強になりました…。

物件探しで大事なのは、交通の便や設備のきれいさよりも、

1に防音性、
2に信頼できる不動産担当者、
3に住人の質

であることを痛感しています。

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