▲参照：「PATREON」のW-8BENフォームより。
2018年12月、クリエイターを支援するアメリカ発の海外サイト「PATREON（パトレオン）」に登録をしました。
その登録内容の中にあった、W-8BENフォーム。
Google翻訳をフル活用しながら、苦労して記入し、無事提出（送信）することができました。
念のため、毎年青色確定申告と帳簿付けを依頼している税理士さんにも確認してもらい、OKをもらっています。
今回は、日本国籍を持ち、日本に住んでいる「個人向けのW-8BENの書き方」を画像つきでまとめました。
W-8BENとは。
「W-8BEN」とは、「アメリカ国民でもなく、アメリカに住んでいる外国人でもない」ことを証明するための、個人向けの書類です。
W-8BENを提出することで、アメリカでの納税申告の対象外となります。
W-8BENを提出した後、確定申告はどうすればいいか。
税理士さんの解説によると、
日本国民であり、日本に住んでいる個人フリーランス（漫画家）である私の場合、このW-8BENを提出することで、アメリカ発のサイト『PATREON（パトレオン）』上で収入が発生した場合でも、納税申告はいつもどおり日本の確定申告をすればOKとのことです。
【個人向け】W-8BENの書き方。
▲参照：「PATREON」のW-8BENフォームより。
入力するのは全部で６カ所です。
１．【記入欄１】自分の氏名。
「収入を得る個人の名前」、つまり自分の氏名を「名・姓」の順番でローマ字で入力します。
氏名が「田中花子」の場合、「Hanako Tanaka」と入力。
２．【記入欄２】国籍。
自分の国籍を選択します。
日本国籍の場合、「Japan」を選択。
３．【記入欄３】現住所。
「自分が納税申告している国での現住所」を入力します。
日本に住んでいて、日本に確定申告を提出している場合、シンプルに現住所を書けばOKです。
たとえば住所が以下の場合、
〒123-4567
愛媛県松山市みなと町1丁目2-3
アトリエ松山101号室
W-8BENでは以下の順番で記入します。
【１行目】号室と建物名、丁目と番地、町域
英語で書くと、＃101 Atorie-matsuyama,1-2-3,Minatomachi となります。
号室の前に「＃」をつけ、建物名はローマ字表記でOK（「アトリエ」は英語で「Atelier」ですが、ローマ字の「Atorie」でOK）です。
【２行目】市区町村、都道府県、郵便番号
英語で書くと、Matsuyama-shi,Ehime-ken,123-4567 となります。
【３行目】国名
日本なのでJapanを選択します。
４．【記入欄７】生年月日。
「生年月日」を記入します。英語の場合、順番は「月・日・年」です。
1984年12月5日生まれの場合、「December」（12月）を選択、1日〜9日生まれなのでゼロをつけて「05」と入力、「1984」を選択します。
▲記入欄６のマイナンバー入力欄。
ちなみに、この「生年月日」欄の上にある「記入欄6」は、自分のマイナンバーを書く部分なのですが、記入欄6の説明書きに「記入欄７に生年月日を入力しない場合、必須」と書かれてあります。
今回の場合、生年月日を入力したので、マイナンバーは書かなくてOKでした。
５．自分の氏名。
W-8BENフォームの一番下から２行目の入力欄に、自分の氏名を「名・姓」の順番でローマ字で入力します。
６．自分の氏名（２回目）
W-8BENフォームの一番下の行、左側の入力欄に、自分の氏名を「名・姓」の順番でローマ字で入力します。
これでW-8BENの入力が完了しました。
オレンジ色の「SUBMIT THIS FORM」ボタンをクリックして、送信完了です。
まとめ。
以上、税理士さんにOKをもらった、「個人向けのW-8BENの書き方」をまとめました。
どの欄に入力すればいいかがわかれば、あとは「住所は英語表記でどう書けばいいか」が唯一の難関ポイントかと思います。
ひとつの参考になれば幸いです。
