2022年9月22日発売の書籍「マンガでわかる ベンジャミン・グレアムの投資術」(かぶ1000 総監修/ひげ羽扇 漫画/スタンダーズ 刊)にて、
漫画66ページの作画とカバーイラストを担当させていただきました。
ベンジャミン・グレアムは「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれる投資家。
投資本の古典的名著『賢明なる投資家』の著者であり、“投資の神様“ウォーレン・バフェット氏の師匠としても有名です。
本書は、グレアム氏について、「投資法の解説」と「生涯を描いた伝記マンガ」の両面から知ることができる一冊となっています。
総監修はかぶ1000氏。40万円を元手に、中学2年生の頃から株式投資を始め34年。累積利益4億円超の専業投資家です。バリュー投資を実践し、グレアムの投資法が今でも通用することを証明し続けています。
本書は、
・株式投資をこれから始めたい人
・自分の投資法に迷いがある人
・株式投資で避けるべき失敗例を知りたい人
に特におすすめです。
さっそくご紹介していきます。
グレアム氏の生涯がわかる伝記マンガ。
▲「マンガでわかる ベンジャミン・グレアムの投資術」第3章より。
グレアムの生涯を描く漫画部分は全66ページ。
・第1章 幼年〜青年期
・第2章 成人期
・第3章 壮年期
・第4章 最盛期
・第5章 熟年期
の5パートに分け、生い立ちから投資の道に進むきっかけ、世界恐慌による事業の波瀾、名著「賢明なる投資家」の執筆、現役引退から引退後の活躍まで、グレアムの投資法のポイントをまじえながら、時系列で追っていきます。
▲「マンガでわかる ベンジャミン・グレアムの投資術」第1章より。
各章の漫画の後には、重要シーンを掘り下げた解説テキストも。
かぶ1000氏監修による丁寧な投資法解説。
▲「マンガでわかる ベンジャミン・グレアムの投資術」第2章より。
そして各章には、かぶ1000氏監修によるグレアムの投資術の解説も充実。
グラフやイラストを添え、わかりやすく丁寧に構成されています。
まとめ。
今回は、私が漫画の作画を担当した書籍「マンガでわかる ベンジャミン・グレアムの投資術」をご紹介しました。
私のような「投資になかなか踏み出せないけど、でもちょっと興味がある」程度の人間でも、伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏の名は知っていて、
そのギャンブル的な危うさのない、穏やかな正統派といった投資観に興味を持ち、生き方や仕事観を知ろうと、これまで本や記事を色々読んできました。
だからこそ、そんなバフェット氏の師匠であるグレアム氏のことも気になっており、名著「賢明なる投資家」も一度は読んでおかなければ、と思っていたところの、今回の書籍のご縁でした。
「グレアムさん、実は冷たくて嫌な人柄だったらどうしよう」と当初少し心配でしたが、決してそんなことはなく。バフェット氏が慕うのも納得の人物で、安心して描くことができました。
その堅実な投資法はバフェット氏やシュロス氏、そしてかぶ1000氏(子供の頃から株式投資という経歴にバフェット味を感じる…)へと、世代を超えて脈々と受け継がれていて、その理論にも説得力があります。
晩年まで投資について研究を続けたグレアム氏。今も生きていたなら、このコロナ禍でどんな判断をするのか、ぜひ考えを聞いてみたいところです。
グレアム氏の投資法だけでなく、その生涯についてもまとめられた、貴重な一冊に仕上がっていますので、ぜひお手に取ってみてください。