こんにちは。小中学生のころに4年間不登校をしていた、ひげです。
すでに2学期が始まっている人もいると思うけれど、9月1日からの人もまだまだいるはず。
不登校生にとっては、
「今度こそ学校に行かなきゃ…!」
「でも行きたくない…!」
とものすごくプレッシャーに感じる、休み明け。
今回は、そんな始業式の日について、当時、追いつめられた私がとった行動をつづります。
始業式の日。母親に家を追い出された。
中学生のころ、多分1学期の始業式の日のことです。
春休みに入ったときに、
「休み明けからは学校に行ってみる」
と言っていたため(休みに入るたび、毎回言っていた気が…)、母の期待も大。
当日、励ましてくれる母を前に、退くに引けず、制服を着て、かばんを背負ったまではいいものの、やっぱり行きたくなくて、「休みたい」と粘り始める私。
こんなとき、母の対応はいつも、
「しぶりつつも優しく休ませてくれる」か
「おこりながら諦めて休ませてくれる」かの二択だったのですが、
このときばかりは母も我慢の限界だったのか、
「始業式くらい、授業もないんだし、お昼までなんだから行きなさい!」
と、おこりながら私の背中を押して、強引に家から追い出したのでした。
「たかが始業式」。
そんなこと私にだってわかってる。
頭では、めちゃくちゃわかってる。
でも…「されど始業式」なんだよーっ!(つらい)
そして裏山へ。
「前門の虎、後門の狼」とはまさにこのことです。
家にも帰れないし、学校にも行きたくない。どうすればいい…!?
そうだ、家の裏山で時間をつぶそう…!(!)
母が出かけるのを待って、2時間ほどで帰宅しました。
母子家庭の2人暮らしなので、母が出かけるまでの2時間ほどをやり過ごせば、お昼まで待たずに家に帰れます。
登ったことがなかった裏山の、舗装されていない道をしばらく歩くと、近くに畑があるのか、軽く舗装されて少し開けた場所に出たので、そこで座って時間をつぶしたのでした。
舗装されているということは、誰かと遭遇して、学校や親に知られたり、トラブルに巻き込まれる可能性もあったわけで、今考えてもヒヤリとするのですが、
当時はただただ、必死なのでした。
ちなみに、最初はいいアイデアだと思ったこの山ごもり、おしりは痛いし、虫は寄ってくるし、暇だしで、その後二度とやることはありませんでした。
まとめ:こんな無茶をしなくてすむよう、「学校へ行く」発言は慎重に。
そんなわけで、いまだに母も知らないはずの、山ごもりのエピソードをつづってみました。
そんな危なっかしいことができるなら、始業式くらい行けるだろう、と思うかもしれませんが、当時の自分からすると、山ごもりのほうが何百倍も気が楽でした。
とはいえ、20年前の平和な田舎だったからまだしも、人の来ない場所で子供が独り、というのは危ないので、不登校生のみんなは真似しないように。こうなる前に、うまく親を説得して休んでください。
そして、「休み明けから学校に行く」発言を、親を安心させるために勢いで言ってしまわないよう要注意です…。
とはいえ親の「いつ学校に行くの?」攻撃はかなりプレッシャーになるので、つい「休み明けから…」って言っちゃうと思うんですけどね。
あと、もしこの記事を、不登校生の親御さんが読むことがあったなら、お子さんが危なっかしい時間つぶしをしないように、学校を休むことを受け入れてあげてください。
学校に行けるようになるときは、始業式だとか終業式だとか関係なく、学期途中からでも行けるようになります。
ある日突然学校に行けるようになったエピソードも、また別の記事でつづります。
それでは、楽しい不登校ライフを!