みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。


【不登校経験談#3】始業式の日。家に帰れず学校にも行けず、裏山で時間をつぶしたことがある。

f:id:higeusen:20180826110541j:plain

こんにちは。小中学生のころに4年間不登校をしていた、ひげです。

すでに2学期が始まっている人もいると思うけれど、9月1日からの人もまだまだいるはず。

不登校生にとっては、
「今度こそ学校に行かなきゃ…!」
「でも行きたくない…!」
とものすごくプレッシャーに感じる、休み明け。

今回は、そんな始業式の日について、当時、追いつめられた私がとった行動をつづります。

始業式の日。母親に家を追い出された。

中学生のころ、多分1学期の始業式の日のことです。

春休みに入ったときに、
「休み明けからは学校に行ってみる」
と言っていたため(休みに入るたび、毎回言っていた気が…)、母の期待も大

当日、励ましてくれる母を前に、退くに引けず、制服を着て、かばんを背負ったまではいいものの、やっぱり行きたくなくて、「休みたい」と粘り始める私。

こんなとき、母の対応はいつも、
しぶりつつも優しく休ませてくれる」か
おこりながら諦めて休ませてくれる」かの二択だったのですが、

このときばかりは母も我慢の限界だったのか、
「始業式くらい、授業もないんだし、お昼までなんだから行きなさい!」
と、おこりながら私の背中を押して、強引に家から追い出したのでした。

たかが始業式」。

そんなこと私にだってわかってる。
頭では、めちゃくちゃわかってる。

でも…「されど始業式」なんだよーっ!(つらい)

そして裏山へ。

「前門の虎、後門の狼」とはまさにこのことです。

家にも帰れないし、学校にも行きたくない。どうすればいい…!?

そうだ、家の裏山で時間をつぶそう…!(!)

母が出かけるのを待って、2時間ほどで帰宅しました。

f:id:higeusen:20180828191028j:plain

母子家庭の2人暮らしなので、母が出かけるまでの2時間ほどをやり過ごせば、お昼まで待たずに家に帰れます。

登ったことがなかった裏山の、舗装されていない道をしばらく歩くと、近くに畑があるのか、軽く舗装されて少し開けた場所に出たので、そこで座って時間をつぶしたのでした。

舗装されているということは、誰かと遭遇して、学校や親に知られたり、トラブルに巻き込まれる可能性もあったわけで、今考えてもヒヤリとするのですが、

当時はただただ、必死なのでした。

ちなみに、最初はいいアイデアだと思ったこの山ごもり、おしりは痛いし、虫は寄ってくるし、暇だしで、その後二度とやることはありませんでした。

まとめ:こんな無茶をしなくてすむよう、「学校へ行く」発言は慎重に。 

そんなわけで、いまだに母も知らないはずの、山ごもりのエピソードをつづってみました。

そんな危なっかしいことができるなら、始業式くらい行けるだろう、と思うかもしれませんが、当時の自分からすると、山ごもりのほうが何百倍も気が楽でした。

とはいえ、20年前の平和な田舎だったからまだしも、人の来ない場所で子供が独り、というのは危ないので、不登校生のみんなは真似しないように。こうなる前に、うまく親を説得して休んでください。

そして、「休み明けから学校に行く」発言を、親を安心させるために勢いで言ってしまわないよう要注意です…。

とはいえ親の「いつ学校に行くの?」攻撃はかなりプレッシャーになるので、つい「休み明けから…」って言っちゃうと思うんですけどね。

あと、もしこの記事を、不登校生の親御さんが読むことがあったなら、お子さんが危なっかしい時間つぶしをしないように、学校を休むことを受け入れてあげてください。

学校に行けるようになるときは、始業式だとか終業式だとか関係なく、学期途中からでも行けるようになります。

ある日突然学校に行けるようになったエピソードも、また別の記事でつづります。

それでは、楽しい不登校ライフを!

ほかの記事

www.higeusen.com

www.higeusen.com

www.higeusen.com

www.higeusen.com

www.higeusen.com