東京国立近代美術館のサイトを見ていたら、インゲヤード・ローマン展のガラスの写真がとても綺麗だったので、行ってきました。
割れたときが心配で、めったにガラス製品は買いませんが、透明でキラキラしたものを見るのは大好きなんです。
- 東京国立近代美術館はSuicaもクレジットカードも使える。
- ローマン展の観覧者は「MOMATコレクション」も観覧できる。
- 「MOMATコレクション」から鑑賞しました。
- 展示室の椅子は、ときどき座っていいのかわからないやつがある。
- 「とにかくシンプルに」というローマンさんが印象的でした。
- まとめ
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東京国立近代美術館はSuicaもクレジットカードも使える。
東京国立近代美術館に行くのは初めてです。
本館と別館(工芸館)があるとのこと。
地下鉄「東京メトロ」竹橋駅を出てすぐ近くの、本館入り口でチケットを買いました。
美術館は「現金払いのみ」の印象が強いのですが、ここではSuicaもクレジットカードも使用可の表示が。
今回はスマホに入れているモバイルSuicaで支払いました。
当日券は一般600円、公式サイトの割引画面を提示すると500円になります。
・日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 インゲヤード・ローマン展
ローマン展の観覧者は「MOMATコレクション」も観覧できる。
別館のローマン展と合わせて、本館の所蔵作品展「MOMATコレクション」も見よう、と別途チケット購入しようとしたら、
「ローマン展観覧者は、そのままMOMATコレクションも観覧できる」とのこと。
(※1人1回、当日限り)
「MOMATコレクション」から鑑賞しました。
「MOMATコレクション」では、日本の近現代美術が展示されていたのですが、現代に近づくにしたがって、わけがわからなくなっていきました。
げ、現代美術は…わからん…!(面白いけど)
「それがアリなら、自分にも誰にでも作れちゃうんじゃないか」とかうっかり思ってしまうんですけど、これも現代音楽と同じで、「一見むちゃくちゃに見えるけど、同じものを再現できる」かどうかが、芸術とらくがきの違いだったりするんだろうか…。
明治から昭和期の展示の中では、尾竹国観(浮世絵師・日本画家)の絵が一番好きでした。
馬も人も、目がいきいきしていて、表情も細かくて豊かです。
美術作品で描かれている人物って、ポーカーフェイスか、ちょっと微笑んでいるか、憂うつそうな表情が多いイメージなので、新鮮でした。
展示室の椅子は、ときどき座っていいのかわからないやつがある。
展示室の真ん中に置かれている椅子。
シンプルな椅子なら気にせず座れちゃうんですが、デザイン性の高い椅子が置いてあると、大丈夫だとはわかっていつつも、
「と見せかけて実はこれも展示作品だったりして…」
と疑心暗鬼になってしまう自分あるある…。
「とにかくシンプルに」というローマンさんが印象的でした。
「MOMATコレクション」を見終えて、本命のローマン展へ。
本館から徒歩7分ほどの工芸館は、素敵な洋館でした。
展示作品は本当にデザインがシンプルで、とにかく透明でキラキラしたものを見るのが好きな身には、眼福でした。
特に、ガラスの薄い作品がたまりません。
陶器やカゴもあったのですが、透明なガラス作品ばかりを眺めていました。
ご本人のインタビュー動画も展示されているのですが、
「他の食器と混ぜても馴染むように、あえて主張しないデザインにしている」
「作品の内容や本質がよりシンプルになるよう、とにかく削る」
といった、引き算する考え方にとてもわくわくさせられました。
動画中に映る白いアトリエも、ミニマルで爽やかです。
ローマンさんの目がキラキラと若々しくて、充実しているのが使わってきたのも印象的でした。
▼木村硝子店のサイトでも、ローマンさんがデザインした作品の一部鑑賞と購入ができます。
薄くてシンプルでキラキラです。
まとめ
私自身、ちょうどガラクタ整理でミニマル生活になっているのもあって、ローマンさんの作品やインタビューに、ばしばしと刺激を受けました。
そんな帰り道に雨に降られ、数年ぶりにスニーカーの中がぐっちゃぐちゃになったのも良い思い出です。(遠い目)
靴の中に水が染みちゃうと、「あーなんかもういいやー」っていう諦めの境地に達しますよね。
・【東京国立近代美術館】インゲヤード・ローマン展(~’18/12/9まで)