東京国立博物館で展示中の特別展「三国志」。
(展示期間は2019年7月9日~9月16日)
三国志と諸葛亮が大好きな身としては、問答無用で観るっきゃない。
さっそく行ってきました。
- 「三国志」展は、写真撮影OKでした。
- 音声ガイドは吉川晃司さんと「真・三國無双」武将たちの2種。
- 横山光輝版「三国志」の生原稿。
- 叱る関羽と謝る張飛。
- 阿斗を救い出した趙雲。
- 人形劇「三国志」の劉備・曹操・孫権。
- 三国時代の箸の置き方。
- 死後の世界を照らす灯り。
- 蛇矛の先端部分。
- 張飛の蛇矛、実物サイズイメージ。
- 弩(ど)。
- 将軍用の印。
- 諸葛亮人形。
- 骨でできた定規。
- 竹簡。
- 名刺。
- 揺銭樹(ようせんじゅ)。
- 曹操高陵。
- まとめ。
- 関連記事はこちら。
「三国志」展は、写真撮影OKでした。
入り口の表示を見ると、今回の特別展「三国志」は、写真撮影OKでした。
美術館・博物館の展示って、写真撮影不可のイメージがあったので、毎回観たものやその印象を忘れないよう、スマホにメモを取っていた私。写真でも記録を残せるのは嬉しいです。
音声ガイドは吉川晃司さんと「真・三國無双」武将たちの2種。
音声ガイドは2種。
・吉川英治版「三国志」の朗読とともに聴く吉川晃司さんver.
・ゲーム「真・三國無双」キャラクターたち、曹操・曹丕・夏候惇・関羽ver.
です。とっても豪華。
以前、北方謙三版「三国志」をきっかけに、吉川晃司さんの三国志愛を知った私。
ゲーム「真・三國無双」シリーズも大好きですし、どちらのガイドも魅力です。
いつも音声ガイドなしで鑑賞しているので、今回もなしにしたのですが、一瞬迷いました。ガイドキャラの中に諸葛亮が入っていたら、即決していた予感。
ほかの方のヘッドホンから漏れる音で、ちょっとだけ曹丕の声を聴けました。
横山光輝版「三国志」の生原稿。
横山版「三国志」の生原稿も、見開きで複数展示されていましたよ。
私が大好きな諸葛亮が描かれたページもあって、もちろん写真に撮ったのですが、ブログにアップするならやっぱりこれかなって思います。
「桃園の誓い」!
叱る関羽と謝る張飛。
兄者に頭が上がらない張飛が可愛すぎたので、思わずパシャリ。
阿斗を救い出した趙雲。
ゲーム「真・三國無双」で見慣れているめちゃくちゃイケメンな趙雲が、こちらの彫り物だとなんだかぶちゃいくで可愛かったので撮影。
よく見ると、馬のしっぽや布が風になびいている中、趙雲のポニーテールだけなびいてないですね。
そのあたりの仕上がりの雑さも、結構ツボです。
人形劇「三国志」の劉備・曹操・孫権。
やっぱりこの3人が並んでると熱いですよね。
三国時代の箸の置き方。
現代の日本では箸を横向きに置きますが、中国では縦向きに置くのだそうです。
そして、古代中国では、日本と同じ横向きに箸を置いていたとか。途中から縦置きに変わった理由が気になります。
死後の世界を照らす灯り。
お墓に副葬する用の灯り。人間の像がたくさん作り込まれてます。
現代でもここまでデザインの複雑な手作り照明器具ってなかなか見かけない気が。素材は土とのこと。作るのにめちゃくちゃ時間かかっただろうなあ。
蛇矛の先端部分。
武器、蛇矛(じゃぼう)の先端部分。思っていたよりも、薄くて小さいです。
張飛が使っていたことで有名な蛇矛ですが、槍や弓のように、ほかの人も使ってた武器だそうで。これは張飛のものでなく、別の蛇矛の先端とのこと。
高さや横幅は500mlペットボトルくらい。これが一般的なサイズなら、パワフルな張飛が振り回してた蛇矛はどのくらい大きかったんだろう?とか考えちゃいます。
張飛の蛇矛、実物サイズイメージ。
ゲーム「真・三國無双」とのコラボによる、張飛の蛇矛の実物サイズイメージ。長い!
重い物干し竿を振り回す感じかなあ。
弩(ど)。
武器、弩(ど)。現役で使えそうな雰囲気をかもしてました。
製作者、所有者、使用者の名前が刻まれていて、弩に所有・使用者名を記すのは呉の特徴なんだとか。真面目でかわいいなあ。
将軍用の印。
将軍用の金印。
ゲームなどで、帝が持つ印章「玉璽(ぎょくじ)」を見慣れてたので、当時の印鑑は全部でっかいのかな、と思っていたのですが、こちらはチロルチョコくらいの可愛いサイズでした。
昔も今も、やっぱり「特別なサイズ」と「実用的なサイズ」って分かれてるんですね。
諸葛亮人形。
知的で凛々しい…。
諸葛亮人形はやはり人気で、写真を撮ってる人が多かったです。しばし順番待ちをしてからの、パシャリ。
ちなみに諸葛亮の脇に見切れている、蛇の尻尾のようなものは…
孟獲の服の飾りです。
ゲームでも体格がでかくて格好が派手な孟獲ですが、人形劇でもそうなんですね。
骨でできた定規。
素材は動物の骨だそうですが、色や見た目の質感など、小学生のころの竹定規を思い出します。
古代中国のものとは思えないくらい今っぽくて、親近感。
竹簡。
はじめて見る竹簡は、想像よりもめちゃくちゃ細かったです。
竹簡の1本って幅3cmくらいはあると思っていたのですが、幅1cmもないかもしれない細さでした。大学ノートの罫線Bくらいかな?
学生時代、ノートに小さい字で詰め詰めに文字を書いてた子を思い出します。
名刺。
こちらは木でできた名刺。幅3センチくらいでしょうか。
こっちのほうが、私がイメージしてた竹簡の1行分ぽいです。
当時の名刺は、大きさや形式が定まっていたそう。綺麗に束ねて保管できるのでいいですね。
揺銭樹(ようせんじゅ)。
約400個の銅銭がじゃらじゃら。まんま「金のなる木」です。
おもに蜀が支配していた地域のお墓から見つかっているそうですが、「蜀」イコール「お金がない」イメージなので、こういうアイテムを見ると切なくなります。
というか、その銅銭、お墓に入れずに財政の足しにすればよかったんじゃ…。
曹操高陵。
近年盛り上がってた曹操のお墓。
内部の写真や、そこで発掘されたものも展示されていました。
これなんて、いまでも現役で使えそうな綺麗さでした。
まとめ。
漫画や人形劇、小説、ゲームなど、普段エンタメとして慣れ親しんでいるいろんな三国志とコラボした展示だったので、堅苦しさを感じずに楽しめました。
やっぱり三国志っていいなあ。
今回が初めての東京国立博物館だったのですが、以前行った東京国立近代美術館と同じく、チケットの購入に現金だけでなくクレジットカードやSuica、iDも使えて便利でした。