大阪府門真(かどま)市の西山荘(にしさんそう)駅前にあるパナソニック株式会社。その敷地内に、誰でも無料で観ることができる「パナソニックミュージアム」があります。
前回は、パナソニックミュージアムにある2館のうち、パナソニック創業者「松下幸之助歴史館」の感想を書いたのですが、今回はもう一方の「ものづくりイズム館」の感想をつづります。
- 外観は「松下幸之助歴史館」とほぼ同じ。
- 映像展示を除き、写真撮影OK。
- 創業初期から現在までの製品がズラリと並んでいます。
- ものづくりのコンセプト別の展示も。
- 1970年の大阪万博に出展された「人間洗濯機」も。
- 懐かしいCMが観られる映像展示も。
- グッズも販売されています。
- まとめ:門で一礼していたスーツ男性に、パナソニックのすごさを垣間見ました。
- 関連記事はこちら。
外観は「松下幸之助歴史館」とほぼ同じ。
「松下幸之助歴史館」の隣にある「ものづくりイズム館」。建物の外観は「松下幸之助歴史館」とほぼ同じです。
映像展示を除き、写真撮影OK。
「ものづくりイズム館」も、「松下幸之助歴史館」と同じく、映像展示を除き、写真撮影OKです。
創業初期から現在までの製品がズラリと並んでいます。
入口を入ると、廊下の左側に、創業からの約100年間に作られた数々の家電製品のうち、およそ400点がズラリと展示されています。
上の写真はテレビの展示です。昭和時代のレトロなテレビから、現在の液晶テレビまで並んでいます。
奥へ進むに従って、どんどん新しく、薄く、綺麗に、そしてでかくなっていく様子が壮観です。
ものづくりのコンセプト別の展示も。
廊下を抜けた先にあるホールには、「自由」「家事楽」「安心」など、ものづくりのコンセプト別に分けられた、製品の展示があります。
このホールも含め、館内は白を基調とした内装になっていて爽やかです。
1970年の大阪万博に出展された「人間洗濯機」も。
1970年の大阪万博に出展された「ウルトラソニックバス」(愛称:人間洗濯機)も展示されていました。
浴槽に入り、椅子に座っているだけで、お湯はりから洗浄、乾燥まで自動でやってくれるという、愛称そのままのマシンとのこと。
当時まだ生まれていなかった1980年代生まれの私としては、かなりレトロなSF映画に出てくるセットのようで、遊び心いっぱいのオモチャ感を感じてしまったのですが。
説明書きをよく見ると、
・かかり湯(5分)
・洗いとマッサージ(3分)
・あがり湯(2分)
・乾かす(5分)
と、想像以上にしっかり考えられています。
そして、この全自動バスのアイデアは、現在発売されている介護浴槽に引き継がれているとのこと。
遊び心を超えた、かなり真面目なアイテムでした。すごい。
懐かしいCMが観られる映像展示も。
別室では、パナソニック製品の懐かしいCMが観られる「懐かCMコレクション」という映像展示もされていました。
グッズも販売されています。
出入り口の脇では、パナソニックのグッズが売られています。
パナソニックにマスコットキャラクターがいたとは。「ナショナル坊や」というそうです。結構昔からいたようなのですが、初めて知りました。
ここでしか買えないグッズもあるようです。
まとめ:門で一礼していたスーツ男性に、パナソニックのすごさを垣間見ました。
「松下幸之助歴史館」も「ものづくりイズム館」も、他の美術館や歴史館と同じようにライトな気持ちで鑑賞して外に出た私だったのですが。
同じタイミングで門を出た、ひとりのスーツ姿の男性が、くるりと振り返り、深くきっちりと一礼をしていて、驚きと同時にとても印象的でした。
そこに「経営の神様」松下幸之助さんやパナソニックのすごさを垣間見て、あらためて偉大な人・会社なんだな、と実感しました。
ちなみに、今回一番グッときた展示は「人間洗濯機」でした。ぐうたらな私はぜひ試してみたいです。
・【公式】ものづくりイズム館