読書をしているうちに、「肌断食」という美肌法を知りました。
肌断食とは、スキンケアやファンデーションなど、「肌に何かを塗ることを全部やめる」というもの。
本来、肌は「入れるところではなく出すところ」であり、大切な排泄器官なのだとか。
肌断食をすることで、肌は自然治癒力により元のキレイな肌に戻っていくそう。
「塗るほど乾く」というのは私も感じていたので、さっそく2020年12月から肌断食を始め、今月2021年12月で1年が経過しました。
肌はもちろんキレイになっていくのですが、なにより何もしなくていい手軽さが快適です。
この記事では、30代女性が「肌断食を始めてからの1ヶ月ごとの肌の変化」についてまとめました。
肌断食のひとつ「湯シャン」については、別記事「女性が1年間「湯シャン」を続けてみた。1ヶ月ごとの変化まとめ【レビュー】」にてまとめています。
肌断食|参考にした本2冊。
肌断食をする上で参考にしている本は以下の2冊です。
1.「肌断食」ムラキテルミ著
1冊目は「肌断食」(ムラキテルミ著)。
長年美容業界で働き、高級化粧品やエステサロンなど、美肌を目指して色々試してきた著者。
ある日、頬から出た血で枕が汚れていたのをきっかけに、皮膚科医のすすめで「肌断食」を開始。かつてないほどの美肌を手に入れました。
本書では、最悪の肌の状態からスタートした「肌断食」の変化の過程がまとめられています。
2.「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」山口麻子 著
2冊目は「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」(山口麻子 著)。
著者は白金ビューティフルエイジングクリニックの院長であり、10年以上「肌断食」を実践している美容皮膚科医です。
「基礎化粧品やファンデ、シャンプーやトリートメントが肌や髪、頭皮の健康をそこなう」と知ったことをきっかけに、肌断食をスタート。
本書では、その実践方法の詳細が医師の視点からまとめられています。
肌断食前の肌の状態。
肌断食を始める前の自分の肌は以下のような状態でした。
・頬と口周りの粉ふき乾燥
・おでこと鼻がテカりがち
・鼻は黒いイチゴ毛穴
・頬はすり鉢状の毛穴
・洗顔後は鼻と頬と口周りに白い角栓
・小鼻周りとアゴの赤み
肌断食|クレンジングと洗顔
クレンジング料は使いません。
洗顔は水(ぬるま湯)のみが基本。
日焼け止めやアイメイクをした日などは、純石けん洗顔で落とします。
使っているのは、シャボン玉石けん「洗顔石けんパウダータイプ」。参考本「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた
」で紹介されていた石けんです。
顔の肌断食と同時に、ボディソープを使うのもやめて、お湯で流すだけにしています。
肌断食|メイクと日焼け止め。
下地とファンデーションをやめました。
普段のメイクは口紅を塗るのみ。
旅行など、ときどきのイベント時にはアイメイクをすることも。
日焼け止めはお湯で落ちるノンケミカルの日焼け止めパウダー、トゥベール「ミネラルサンスクリーン」を、春夏の日差しが強い時期にときどき使っています。
肌断食|1ヶ月ごとの変化。
1ヶ月目。
2020年12月上旬。肌断食本を読んで、さっそく実践開始。
・クレンジング
・洗顔フォーム
・化粧水や保湿などのスキンケア
・下地とファンデーション
をやめました。
朝も夜も、水かお湯(ぬるま湯)を3回くらい顔にパシャパシャ当てるのみ。体もお湯で流すのみ。
その後は何も塗りません。
もともとスキンケアは夜しかしていなかったこともあり、肌のツッパリはそんなに感じず。
メイクは、保湿リップと口紅、ときどきアイメイクをする程度。
約2週間後、眉間と小鼻に茶色いウロコ状の皮膚が。その後目の下にも。そばかす色のかさぶた、といった感じ。
参考本によると、粉吹きやウロコ皮膚などは、いままでイジり過ぎていた肌が自然にキレイに戻っていく途中段階のようす。気にせず自然になくなるまで気長に放置することに。
2ヶ月目。
2021年1月。鼻の黒いイチゴ毛穴が目立たなくなってきました。
1ヶ月目から感じ始めていたのですが、やはり全体的に透明感が出てキレイな肌になってきています。
2ヶ月目が終わるころには、目の下の茶色いウロコ状皮膚は全部なくなりました。眉間と小鼻のウロコも、少しずつ自然と取れてきています。
3ヶ月目。
2021年2月。肌に、透明感や健康的なみずみずしさがあって、とてもキレイに。
小鼻脇の白い角栓はまだ残っていて、つい毎日ザラザラと触ってしまっています。
4ヶ月目。
2021年3月。すっかりスキンケアなし生活が当たり前に。
眉間と小鼻の茶色ウロコは無くなりました。
5ヶ月目。
2021年4月。結婚式があり、スタッフさんの手によって、下地からファンデーションまでガッツリとフルメイク。
帰宅してから、かなり久々にクレンジング料を使いました。
洗顔フォームは使わず、もちろんその後のスキンケアもなし。
そこから2週間後、顔の肌全体、特にカサつきがちだった頬がしっとりキレイに。すり鉢状の毛穴もさらに目立たなくなってきました。
鼻の毛穴も、黒ずみがほぼ薄まっていてキレイに。
6ヶ月目。
2021年5月。日差しが強くなってきて、顔がヒリヒリする日が出てきたので、石けんで落とせるノンケミカルな日焼け止めパウダー、トゥベールの「ミネラルサンスクリーン」を購入。
肌の調子はとても良く、ほどよくしっとりしていてサラサラです。
この時期だったか曖昧ですが、小鼻脇やアゴの赤みが減り、頬やおでことほぼ同じ色になってきました。
7ヶ月目。
2021年6月。頬骨あたりの皮膚が薄いビビ割れ状に。薄く張った氷にヒビが入ったような見た目。
日焼け止めパウダーをつけた日も、石けんを使わずにお湯だけで洗っていたから乾燥しているのか、それとも、あの茶色ウロコのように、これも肌がキレイに戻る好転反応の第2弾なのか。
お風呂あがりの小鼻脇の、白くふやけた皮膚(角栓?)は相変わらず多め。今まで、一番気にしてクレンジングでこすってきた場所なので、キレイに戻るまでに一番時間がかかるのかもしれません。
参考本を読み返して、紹介されていたシャボン玉石けんの「洗顔石けんパウダータイプ」を購入。
肌断食を始めてから、初の石けん洗顔。10〜20秒くらい優しく洗って、しっかり洗い流し。肌のツッパリはそよ風並みに感じる程度。
8ヶ月目。
2021年7月。肌断食を始めてから、2度目と3度目の石けん洗顔。
日焼け止めパウダーは日中長い時間外出する日だけつけています。日焼け止めをつけたあと、石けんをつけずにお湯だけで洗顔して済ませることも多々。
アイメイクもめったにしなくなり、保湿リップの上に口紅を塗るだけで過ごすのが日常に。
本当は口紅も塗らないほうが、自然な赤みの健康的な唇になるのかもしれないけれど、最近口紅が気に入っているので、気にせず楽しんでいます。
9ヶ月目。
2021年8月。頬骨あたりの薄いヒビ割れ肌は、その後茶色ウロコに変化。自然に取れてなくなるまで気長に放置します。
4度目の石けん洗顔。
10ヶ月目。
2021年9月。頬の茶色ウロコは9割取れて無くなりました。
デスクワークをしているときは、つい無意識に顔を触ってしまいがちになるので、うっかり指でこすって取れたウロコもあるはず。
11ヶ月目。
2021年10月。特になし。
お湯洗顔と口紅だけの生活が当たり前になってしまって、肌の変化を気にすることも減ってきました。
そういえば、保湿リップを塗らず、直接口紅を塗るようになっています。
参考本によると、「薄くワセリンを塗って唇を保護してから口紅を塗る」のが肌に優しい様子。
ワセリン代わりとして保湿リップを塗っていたのですが、その分口紅が落ちやすい気がして、つい直接塗るのが定番に。
12ヶ月目。
2021年11月。そういえば、季節の変わり目なのに、顔の肌の粉吹きがありません。以前は特に口周りが白く粉吹いていました。
自然な肌の力が戻っているのもあると思いますし、クレンジングやファンデーションなどを使わない分、顔を触ることがかなり少なくなり、刺激が減ったことも要因のひとつだと感じます。
まとめ:ひきつづき継続中です。
以上、「肌断食を始めてからの1ヶ月ごとの変化|1年経過レビュー」でした。
肌断食中、途中でやめようと思ったことは一度も無し。
1ヶ月目から変化を感じ、どんどんキレイな素肌に戻っていくのがわかるので、楽しかったというのもあるのですが、
なにより、何もしなくていい、という気楽さが、自然に1年続いた一番の理由です。
いままでスキンケアやメイクにかかっていた時間やお金が不要になり、肌荒れや手間のストレスも減って、自由や気持ちのゆとりが増えました。
▼「肌断食」と「湯シャン」によって節約できた金額と内訳は、別記事「【30代女性】1年間の肌断食と湯シャンで節約できたお金と内訳まとめ」にて、まとめています。
2年目の肌断食で経過観察したいポイントは、
・小鼻脇の白い角栓
・鼻と頬の毛穴
・顔と他の肌との色の均一感
の3点。
長年、黒ずみ毛穴を気にして洗いまくってきた小鼻がなかなかしぶとくて、今も小鼻脇の白い角栓がまだ少し残っているので、ひきつづき様子を見ていきます。
鼻と頬の広がり毛穴(と黒ずみ)はこの1年でだいぶ目立たなくなりましたが、これからさらに目立たなくなっていくのかどうかも気になるところ。
そして、顔の肌の色が他の肌の色と違う(くすんでいるというか、日焼けしているというか、ムラがあるというか)のも気になる点のひとつです。
この1年でだいぶ均一に近づいてはきたものの、もう少し、手の甲や二の腕と同じくらいの色になるのでは、と思っているので、ひきつづきチェックしていきます。