一人暮らしを始めてからの約15年間で、10軒の賃貸アパート・マンションに引っ越してきました。
そんな中、2017年から2019年にかけて、3連続で壁が薄い物件に当たってしまい、隣人の生活音の丸聞こえっぷりに悩んでしまった私。
そのうち1軒目は、築の古い鉄骨アパートだったので、音もれはしかたない部分もあるのですが、2、3軒目は生活音から解放されたくて探した鉄筋コンクリート造マンションだったので、引っ越し初日に壁が薄いことがわかった瞬間、絶望しました。
卵を割る音から紙をクシャクシャと丸める音まで丸聞こえとなると、隣人が出す生活音はもちろん、自分が出す生活音のもれ具合も心配になってきます。
そこで今回は、私自身がとった対策を中心に、「壁が薄い賃貸アパート・マンションで生活音トラブルやストレスを避けるための10の対策」をまとめました。
- 1. 静音マウスを使う。
- 2. 椅子を使わない。
- 3. 家電を消音・静音設定にする。
- 4. 音楽や動画はイヤホンで聴く。
- 5. 食器はテーブルに直接置かない。
- 6. ペットボトルをつぶさない。
- 7. 玄関ドアの「きしみ音」を直す。
- 8. スリッパを使わず、靴下で歩く。
- 9.強力な耳栓を使う。
- 10.遮音シートを壁に設置する。
- まとめ:一番の対策は、生活音に悩まなくて済む物件に引っ越すことです。
- 関連記事はこちら。
1. 静音マウスを使う。
生活音に悩むまでは、クリック音なんて気にせず、使いやすさや腕の疲れにくさで選んでいたマウス。
在宅業の私は、仕事でもゲームでも、マウスは日々フル活用していたのですが、ある日、マウスのクリック音に合わせて、隣人から壁をノックされてしまいました。
マウスを使わない、というのはさすがに無理だったため、使用頻度を抑えずいままでどおり使えるよう、静音マウスに買い替えました。
2. 椅子を使わない。
キャスターつきの椅子を転がしたり、4つ脚の椅子を引きずる音も聞こえます。
椅子の脚の音も厄介ですが、うっかり壁や机にガッ!とぶつけようものなら、隣人から壁を殴られそうでかなりヒヤヒヤものです。
机でなくローテーブルで作業するか、椅子の下にクッションを敷くのがおすすめです。椅子を動かさないように気をつけて使う、というのもアリ。(無茶な話ですが…)
3. 家電を消音・静音設定にする。
壁が薄い物件では、電子レンジのボタンを押したときの「ピッ、ピッ」という音や、温め終わったときの音まで、当たり前に聞こえます。
消音や静音にできる家電は結構多いので、設定画面や説明書を確認して、可能な限りの電子音は消したり抑えたりしてみましょう。
私の場合は、以下の家電を消音・静音に切り替えました。
・オーブンレンジ(消音)
・複合機(静音)
・PC音量(スピーカー3~5くらいに)
・炊飯器(消音)
・スマホ(常にマナーモード)
購入してから約4年、オーブンレンジに消音機能がついていたなんて、この時はじめて知りましたよ…。
4. 音楽や動画はイヤホンで聴く。
TVを処分したので、映画も音楽もYouTubeもスマホで視聴しているのですが、隣の部屋への音漏れを気にして、毎回イヤホンを使うようになりました。
ちなみに、私が当たってしまった壁の薄い物件3連続のうち、
1軒目では、テレビをつけているのがわかる程度の音が聞こえ、
2軒目では、隣人もテレビを持っていなかったのか、聞こえず、
3軒目では、番組内のセリフがわかるほど聞こえてきていました。
イヤホンを使わずに小さい音量で聴くよりも、イヤホンをつけたほうが、気をつかわずに楽しめるので精神衛生上も良いです。
外部の音を抑えてくれる、ノイズキャンセル機能付きのイヤホンなら、ちょっとした耳栓代わりにもなってくれます。
ただし、自分が出す生活音も聞こえにくくなるため、自分の生活音を出しすぎて、隣人とトラブルにならないようにご注意を。
5. 食器はテーブルに直接置かない。
テーブルに食器を置くときの「コトン」「カチャ」という音。壁を通して丸聞こえします。
ランチョンマットやコルクシート、テーブルクロスなど、食事のときはテーブルの上になにか敷いておくことをオススメします。
私の場合は食器の下にキッチンペーパーを敷いていました。
6. ペットボトルをつぶさない。
壁の薄い物件に引っ越してしまうまで、ごみ出しのときにコンパクトになるようにペットボトルをつぶしていたのですが、あのバキバキ音は、最悪の騒音です。
私の場合、住んでいた地域のゴミ出しルールで「つぶして出すこと」と指定されていなかったのが幸いでしたが、
もし「つぶすルール」のある地域に住んでいる場合は、外でつぶすか、ペットボトル回収をしているスーパーに持っていって捨てると安心です。
7. 玄関ドアの「きしみ音」を直す。
玄関ドアの蝶番(ちょうつがい)が軋む、「キィー」という音。
生活音がもれない物件に住んでいれば、特に気にならない音なのですが、壁の薄い物件で毎日生活音を聞かされまくっていると、かなりストレスになります。
隣人が出入りする時のドアの音も気になりますが、自分の部屋のドアもハラハラするほどうるさかったので、潤滑スプレーを買ってきて直しました。
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何回かに分けてスプレーしないといけないのかな、と思っていたら、1回きりで翌日にはきしみ音が解消されてました。
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8. スリッパを使わず、靴下で歩く。
壁が薄い物件では、隣人が裸足で歩く「ペタペタ」「キュッキュッ」という音も、スリッパの「パタパタ」音も聞こえます。
私の場合は、両方の間をとって、靴下を履いてそっと歩くようにしました。
防音仕様のカーペットを買って、部屋全体か、よく歩く部分に敷くことも考えたのですが、
その費用に使うよりも、静かな部屋に早く引っ越すための費用にしたかったので、かかるコストを考えてやめておきました。
9.強力な耳栓を使う。
イヤホンで音楽や動画を聴いていると、隣人の生活音はわりと軽減されますが、仕事に集中したいときや寝るときまで、ずっとなにかを聴いてばかりだとかなり疲れます。
そこでギリギリまで検討したのが、生活音に悩む人たちからの評価が高い、強力な耳栓を使うことでした。
ただ、イヤホンと同じく、自分が出す生活音も聞こえにくくなり、自分の生活音を出しすぎてトラブルになるのが心配だったので、ギリギリまで迷って、私はやめておきました。
10.遮音シートを壁に設置する。
「遮音シートを壁に設置する」という方法もあります。
設置したり取り外すときに、こちらからの騒音として隣に響きますし、壁一面にきっちり設置しないと効果が薄いようなので、費用も結構かかりますが、
すぐには引っ越せない事情がある場合、検討してみるのもアリかと思います。
私の場合は、そのお金を壁の厚い物件に早く引っ越すための費用にしたくて、やめておきました。
まとめ:一番の対策は、生活音に悩まなくて済む物件に引っ越すことです。
以上、「壁が薄い賃貸アパート・マンションで生活音トラブルやストレスを避けるための10の対策」をご紹介しました。
2019年現在は、やっと壁の厚い鉄筋コンクリートマンションに引っ越すことができ、生活音の悩みから解放された私。(壁の薄い物件3連続のおかげで、この2年間で4回も引っ越しましたよ…)
当時、自分が実際にやったこと、やってみようか検討したことを、思い出せる限り書いてみましたが、やはり一番の対策は、生活音に悩まなくて済む物件にはやく引っ越すことです。
この記事を読んでいる皆さんが、はやく生活音のストレスから脱せるよう祈っています。