いままで使っていたのは、機能がたくさんついた、5合炊き炊飯器でした。
ですが、購入から約5年の間に使った機能は「エコ炊飯」ひとつで、炊いたご飯は2合まで…。
大は小を兼ねるとはいえ、当時の2LDKから1Kに引っ越した今、狭いキッチンに、5合炊きは大きすぎます。
というわけで、うんと小さくて、シンプルで軽い、1.5合炊きの炊飯器、コイズミの「ライスクッカーミニ」に買い替えました。
- コイズミ「ライスクッカーミニ」KSC-1512。
- メリット。
- デメリット。
- 番外.レビューでよく見る「しゃもじが不便」問題について。
- 約1年半使った感想:気に入ってます!
- 【2021年追記】リニューアルした最新機種KSC−1513が出ています。
- 関連記事はこちら。
コイズミ「ライスクッカーミニ」KSC-1512。
1.お手頃価格。
価格はかなりお手頃です。(2018年購入時点で4,809円でした)
買って試して「失敗したな」と感じた場合でも、(メルカリなどで売ることも考えると)後悔しない価格かな、と思って購入してみました。
2.シンプルなデザイン。
角が丸くて、白くてシンプルでコンパクトで軽い、好みど真ん中なデザインです。
前デザインは、フタが完全に外れる「おひつ」風だったようですが、この型からは、一般的な炊飯器と同じく、フタが本体とくっついてます。
おひつ風だと、今の狭いキッチンではフタの置き場に困るので、一体型になったのは嬉しいです。
3.サイズ感と重さ。
サイズは、幅15.5×奥行18.5×高さ19センチ。
2リットルペットボトルと並べるとこんな感じです。
重さは1.4キロ。2リットルペットボトルより軽いです。女性の私も片手で楽々持てます。
4.シンプルな4つの機能。
ついている機能は、炊飯、保温、予約、取消の4つ。
「おかゆ炊き」とか「玄米用炊飯」とか「消音」とか、複雑な機能は一切なしのシンプルさです。
まさに私が求めていた、”必要最小限”です。
5.付属品。
付属品は、
・取扱説明書
・保証書
・計量カップ
・しゃもじ
・ミニレシピブック
・本体から取り外せる電源コード
このあたりは一般的な炊飯器の付属品とほぼ同じです。
ちなみに電源コードの長さは約1.4メートルです。
6.洗えるパーツを分解してみました。
洗う場合の分解具合はこんな感じ↑です。
ちなみに、それまで使っていた5号炊きの高機能炊飯器だと、これだけ分解して洗う必要があったので、そこから比べると、かなり楽になりました。
メリット。
メリット1.狭い台所に最適なミニサイズ。
1Kの台所に5合炊きを置くと、まないたや洗った食器を置く場所がかなり圧迫されます。
ライスクッカーミニに替えたことで、かなりスペースが確保できて、広々としました!
メリット2.引っ越しの梱包も楽になった。
炊飯器は引っ越し業者のダンボールに入るサイズだということもあり、自分での荷造りを求められます。
5合炊きだと、小ダンボールにぎっちぎちだったのですが、ライスクッカーミニだと、一緒に他の荷物も入れられる余裕があります。
引っ越しの荷物がさらにコンパクトになりました。
メリット3.パーツがシンプルなので掃除しやすい。
高機能な炊飯器は、細かいパーツが色々あるので、分解して洗うのに結構手間がかかります。
ライスクッカーミニは部品も外見もシンプルな作りなので、洗う手間が少なくて済みます。
また、サイズも小さいので、狭いシンクでもガチャガチャぶつけずに洗えます。
メリット4.楽々持ち運べるので、台所で炊くことにこだわらなくていい。
一般的な炊飯器って、わりと重くて、そこまで小さくもないので、一度台所に設置したら、そこが定位置になると思うのですが。
ライスクッカーミニは電源ケーブルが本体から外せますし、かなり軽くて持ち運びが楽なので、台所に置き場所がないなら、部屋のテーブルの上で炊く、というのもアリです。
とはいえ、面倒くさがりな私は、やっぱり台所のシンク上が定位置になっているのですが。
デメリット。
デメリット1.「ピー」音は消せない。
ボタンを押したり、炊き上がった時に鳴る「ピー音」。
一緒に住んでいる家族が寝ている時間に炊きたかったり、壁が薄くて生活音に気をつかう物件に住んでいたりすると、このピー音を消したいことってありますよね。
高機能な炊飯器だと、音を消せるものが多いのですが、ライスクッカーミニには消音機能はついていません。
私は今まさに、壁の薄い物件に住んでいるので、ご飯を炊くたびにひやひやしています。
デメリット2.すぐ炊くと、水が吹きこぼれたり、少し硬い炊き上がりになる。
▲水多めで炊くと、フタの蒸気孔からお湯が吹きこぼれます。
めんどくさがりな私はいままで、お米を軽くといだあと、すぐに炊飯ボタンを押してました。
一般的な炊飯器だと、それでも問題なくちょうどいい柔らかさに炊けるのですが、ライスクッカーミニの場合は、芯が残る硬めの炊き上がりになります。
食べられることは食べられるのですが、ちょっとゴリゴリする食感。
そこで、最初に入れる水を、目盛りより2〜3ミリ多めに入れて即炊きしてみました。
ゴリゴリ感は結構減るのですが、炊いてる間、フタの蒸気孔から、お湯がグツグツと吹きこぼれます。液体のりのようにとろみのあるお湯を毎回拭き掃除するのは大変です。
なので、目盛り通りの水を入れた後、面倒くさがらずに、しばらく時間を置いてから炊くようにしたところ、吹きこぼれもなく、ちょうど良い柔らかさの美味しいご飯が炊けるようになりました。
私の場合、0.5合なら最短で20分、1合なら最短40分、1.5合なら最短1時間は置いてから炊いています。
待つのが我慢できない人は、吹きこぼれ覚悟で水多めの即炊き、待てる人は、待ちましょう。
炊飯予約が1時間後~最大12時間後まで設定できるので、予約炊きを活用すると便利です。
デメリット3.連続3時間以上は保温し続けられない。
ライスクッカーミニは、炊飯後に自動で1時間保温、その後は保温ボタンを押すことで最大3時間保温してくれます。
なので、そのとき食べる分だけを炊いて食べきるか、残ったら温かいうちにラップやタッパーに入れて冷凍保存するか、次回冷えたご飯のまま食べるか、になります。
私は食べきる分だけ炊くことが多く、多めに炊いたとしても、残りの冷やご飯は、お茶漬けやチャーハンにして、その日中か翌日に食べきってます。
番外.レビューでよく見る「しゃもじが不便」問題について。
▲しゃもじは釜の中央から外へ向かってすくうとスムーズです。
ライスクッカーミニの釜の小ささに比べて「付属のしゃもじが大きすぎる」というレビューをよく見かけます。
中には、100均などでもっと小さなしゃもじを買ってきて使ってる、という方も。
たしかに、2合炊き以上の一般的な炊飯器に慣れていると、釜の“外から内“へとすくおうとしてしまって、お米を取りづらく感じるのですが。
これ、“内から外“へ向かってすくってみると、まったく問題なくすくえます。
約1年半使った感想:気に入ってます!
2020年5月現在で約1年半使っているライスクッカーミニ。
「必要十分」とはこのことです。
といだお米を水にならす時間が最初は面倒でしたが、気づけばなんてことない作業になっています。というか予約ボタンを使って1時間後や2時間後に設定してしまえば問題なし。
この価格でこの機能ならコスパもかなり良い。
なにより、軽くてシンプルでコンパクトなところが気に入っています。
普段自炊をしないという人も、レトルトカレーくらいは作ったり、数日だけ自炊に目覚めるというターンがあると思うので、そういう方にとっても、かなり手頃な炊飯器だと思います。
【2021年追記】リニューアルした最新機種KSC−1513が出ています。
私が使っている機種に取っ手が付いた、最新機種のライスクッカーミニKSC−1513が出ています。
取っ手の分だけ、幅が2センチ、奥行が1.5センチ大きくなってます。公式ページを確認する限り、レシピ本はついてなさそう。その他の機能や付属品は私が使っている旧型と同じです。