仕事の都合で、急きょホテルに1泊することになりました。
新しくて静かに落ち着けるホテルが好きな私。今回選んだのは、2020年8月に大阪府高槻市にオープンした「ホテルアベストグランデ高槻」です。
高槻市は、JR大阪駅から電車で約20分、JR京都駅から電車で約13分という、大阪と京都のほぼ真ん中に位置する街です。
高槻市は将棋の王将戦が開催される舞台のひとつであり、2024年には関西将棋会館が大阪市福島区から高槻市に移転するということで、ゆるい将棋ファンとして個人的に注目している街でもあります。
王将戦対局前に開催される、対局者を迎えての懇親会「前夜祭」の会場は、こちらのホテルの宴会場なのだとか。
【参考】»【申込終了】第72期王将戦第2局(高槻対局)の前夜祭・大盤解説会の参加者募集について | 観光協会からのお知らせ | 高槻市観光協会公式サイト たかつきマルマルナビ
今回は30代女性ひとり(車なし)でシングルルーム(禁煙・ユニットバスタイプ)に宿泊。部屋の設備の詳細や共用スペースなど、レビューと感想をまとめました。
- JR高槻駅から徒歩3分。
- 1階フロントでチェックイン。
- カードキー式オートロック。
- シングルルーム(禁煙/ユニットバスタイプ/15.9平米)の内装・設備。
- 夕食はホテル外の飲食店か自己調達で。
- 1階にコワーキングスペース有り。
- まとめ。
- 関連記事はこちら。
JR高槻駅から徒歩3分。
「ホテルアベストグランデ高槻」の外観がこちら。9階建て150室のホテルです。
JR高槻駅から徒歩3分。
駅近なので、百貨店(阪急百貨店と松坂屋)やコンビニ、飲食店など、各種お店が充実しています。
2024年の関西将棋会館移転予定地も、ホテルから徒歩圏内。
同じく徒歩数分の場所に上宮天満宮(太宰府天満宮に次いで日本で2番目に古い天満宮)もあります。
車を持たない私はもちろん、旅行や出張などで利用する方にも便利な立地です。
1階フロントでチェックイン。
公式サイトからネット予約と事前カード決済を済ませ、夕方にチェックイン。
1階の正面入り口を入ってすぐ右手がフロントです。
大阪府宿泊税として、チェックイン時に現金で100円を支払いました。
そういえば予約時、チェックイン予定時刻を入力する欄がなくて、無事チェックインするまでちょっとドキドキでした。
めずらしい、というか初めての体験でしたが、できて間もないホテルということで、今後このあたりは変化するかもしれません。
カードキー式オートロック。
新しいホテルということで、部屋の鍵はもちろんカードキー(オートロック)です。
1階からエレベーターを呼ぶときも、このカードをかざす仕様になっています。
その他、最上階にある大浴場やフィットネスジムを利用するとき(両方とも宿泊客は無料で利用できます)や、夜間に外出先からホテルに戻ってきたときのホテル入り口のロック解除用としてもこのカードキーが必要とのこと。
シングルルーム(禁煙/ユニットバスタイプ/15.9平米)の内装・設備。
部屋の入り口からの写真です。
こちらのホテルでは、部屋の広さや設備に応じて数種類のシングルルームが用意されています。
今回はデスクワークをして晩御飯を食べて寝るだけなので、一番シンプルな部屋を選びました。
入り口周辺。
室内から見た入り口周辺です。
向かって左に姿見、右の扉の先はユニットバスです。
この明かりは人の動きに感応して自動で点灯するタイプです。ON・OFFスイッチなし。数秒で消灯します。
姿見の脚元にはルームスリッパと靴べらが。
エコの一環のようで、使い捨てスリッパはなしです。
ベッド周り。
ベッド周りです。
枕は2つ。硬すぎず柔らかすぎずの程よい枕でした。
マットレスはブレスエアーとのこと。
ベッドの脚元には空気清浄機が。加湿機能付きです。
ベッドサイドです。
・棚
・パジャマ
・読書灯
・エアコンのリモコン
・テレビのリモコン
・部屋照明のスイッチ
・コンセントとUSBポート
・折りたたみ式の荷物置き
・ゴミ箱
部屋の照明スイッチです。丸いつまみは明るさの調光用です。
コンセントはひとつ。USBポートはType Aが2つです。
もちろん無料Wi-Fi完備です。
エアコン。
空調は部屋にエアコンが付いているので、自分で自由に調整できます。
パジャマ。
パジャマは上下がわかれているタイプです。
浴衣タイプやバスローブだと、寝てる間にめくれてしまうことが多いので、個人的にありがたい仕様です。
ストレッチ素材でジャージのような着心地。
ちなみにハンガーは、クリップ付き2本とノーマルなものが2本、備え付けられています。
デスク周り。
デスク周りです。テレビは(勝手な目測ですが)42型くらい。
卓上ライトは調光式です。
室内照明の、明るさをできるだけしぼった、くつろぎ仕様の間接照明とは反対に、こちらは白い光で明るいので、書き物作業や読書にちょうどいいです。
隅にあるのは電話です。
デスク壁際のコンセントは2つ。
デスク上にはティッシュと衣類用消臭スプレーが。
デスク引き出しの真ん中には、
・卓上ミラー
・自由に使えるナイロン袋1枚
・懐中電灯
が。館内利用案内や観光パンプレット、メモ帳、ボールペンなどはない、必要最小限のシンプルさです。このあたりもエコ仕様。
メモ帳とボールペンは当てにしていたのでちょっと予想外でしたが、個人的にはこのさっぱりした設備、結構好みです。
ちなみに卓上ミラーは折りたたみタイプです。
デスクの左側には、コップ1つ、電気ケトル、ドライヤーが。
電気ケトルはタイガー。
お茶やコーヒーのパックは用意されていないので注意です。
ドライヤーはパナソニックのイオニティです。
ターボ機能付きの安定王道タイプ(ちゃんとターボです)。
近年のホテル用ドライヤーのイオニティ率、高い気がするのは私だけでしょうか。
デスク右側には引き出しと冷蔵庫が。どちらも空っぽです。
ユニットバスとアメニティ。
つづいてユニットバスです。一般的なタイプですが、やや小ぢんまりしてます。
大浴場があるのが特徴のホテルなので、あえての今回は仕事して寝るだけの宿泊なので、まったく問題なしです。
トイレはもちろんウォシュレット付きです。
アメニティは歯ブラシセット1本。めちゃくちゃシンプルです。
実はこれ、チェックインの際にスタッフさんから案内があります。
ヘアブラシやカミソリなど、ほかのアメニティが必要な場合は、フロントに依頼するともらえます。
女性用クレンジングや化粧水、乳液、綿棒などは大浴場に用意されているようです。
バスタオルとフェイスタオル。ホテルタオルでベージュってめずらしい気が。
お風呂・シャワーの蛇口は切り替えも温度調節も簡単なタイプです。
わりと大事なポイント「シャワーの水圧・水量」ですが、「弱すぎず強すぎず少なすぎず」でちょうど良かったです。
洗面台の蛇口も温冷切り替えが簡単なタイプです。
ホテルではおなじみの「洗顔・手洗い兼用」の泡ソープもあります。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープはLUX(ラックス)です。
夕食はホテル外の飲食店か自己調達で。
朝食付きプランにすると、1階で地産地消の食材を使ったバイキングが楽しめますが(今回は「朝食なしプラン」を選択)、夕食はホテル外の飲食店に行くか、自己調達してホテルの部屋で食べる形になります。
ホテルの目の前に阪急百貨店があるので、今回はその地下の関西スーパーで買いました。
ちなみにホテル最上階に電子レンジ・製氷機が設置されています。
1階にコワーキングスペース有り。
今回「おっ!」と興味深かったのが、1階のコワーキングスペースでした。
宿泊・デイユース利用の方限定で無料利用できます(16〜22時)。
朝食バイキング用のスペースを、コワーキングスペースとして活用しているようです。
無料Wi-Fi完備。一部デスクには電源もあります。
ホテル出入り口やフロントが近いので、自動ドアの開閉音やチェックインの話し声などはちょっと気になります。とはいえスタバやファミレスと比べれば断然静か。
コワーキングスペース初体験だったので新鮮でした。
入り口には、おかわり自由のコーヒーも。
全自動コーヒーメーカーで1杯ずつ淹れるタイプではなく、ドリップしたコーヒーがガラスのコーヒーポットに用意されています。
ホットや氷は無しの常温(といっても館内のクーラーが効いてるのでややアイスっぽい)なので、ちょっと戸惑いますが、普段ドリップコーヒーを愛飲している身として、味は普通に美味しかったです。
今回宿泊したのは夏だったので、冬になれば魔法瓶に入ったホットコーヒーに変わるのかもしれません。
まとめ。
以上、「ホテルアベストグランデ高槻」のレビューでした。
いまどきのシンプル綺麗なビジネスホテルです。2024年に関西将棋会館が移転完了したのちには、将棋関係者や将棋ファンがさらに多く利用するホテルになるんだろうな、と感じました。
個人的には必要十分な設備、駅近で周辺のお店環境も良く、なにより新しいホテルということで全体的に綺麗で快適でした。総じて満足です。