青が好きです。
ガラクタ整理を始めるまで、自分の好きな色さえ忘れていました。
青が好きだとわかっているのに。
正確には、青が好きだとずっと自覚していたのに、それを意識しないようにして、他人が「似合う」という色を身につけていたのです。
私は子供の頃から、青や緑が好きで、ピンクや赤には興味がありませんでした。
「女の子なんだから」と母が買ってきた赤いスカートを、泣いて怒りながらゴミ箱に投げつけたこともあったほどです。
大人になるにしたがって、そんな極端さも多少まろやかになり、「食わず嫌い」よりも「食べたけど嫌い」のほうが、自分に対して説得力をもって確信できるので、いろんな色を試してみるようになりました。
そんな中、赤やピンクも身につけてみて、自分としては「悪くないな」程度だったのですが、人から「似合う」「青より赤のほうが良い」と言われるように。
柔軟なつもりが、気がつけば他人軸で生きていた。
そうして、「傍目から見るとそうなのかな?」と赤系を取り入れているうちに、気がつけば「綺麗な青だなあ。でも赤にしておこう」と、他人の評価で色を選びがちになってしまっていたのです。
まとめ:自分の「好き」をもっと大切にする。
人の意見、客観を受け入れる姿勢は大事だけれど、自分の中の「好き」がブレたら意味がない。
断捨離を進めるうちに、そんな単純なことすら見失っていることに気づき、「好き」を再確認したのでした。
青大好き。