みにまるなひげ

引っ越しの多いミニマリスト漫画家「ひげ羽扇」のブログ。


【2023年5月の雑記】ミニマリストが最近買ったもの、お気に入り、読んだ本。

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物だらけの状態から断捨離を始めて約8年。
気づけばミニマリストになっていて、物欲も所有欲も減りましたが、少ないなりに今でも買い物を楽しんでいます。

この記事では、「最近のお気に入りや買ったもの、読んだ本」など、近況報告を兼ねて雑記しています。

【最近のお気に入り】お香

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昨年2022年の秋頃から、お香を楽しみ始めました。

元々、香りの強いものは苦手で、軽い香水すら使わなくなって久しく、中でもお香は、苦手な香りの筆頭でした。

普段、芳香剤も置かないのですが、ある日ふと家に香りを漂わせたくなり、できるだけ天然に近いものを探した結果、なぜか試してみようと思ったのが「お香」です。

断捨離で持ち物が減るにつれて、荷物だけでなく考え方も身軽になってきたようで、以前は嫌いだったことや全く興味がなかったことにも好奇心が湧くようになり、トライしてみることが増えたのですが、今回のお香もそのひとつ。

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▲ケユカの「1/4hour fragrance」シリーズ「きほんのお香」。


実家に仏壇はなかったので、お香への馴染みも知識もなく、「お香」といえばただただ「お寺」のイメージ。(あと蚊取り線香)

ゼロの状態から始めるので、お試しサイズで複数の香りが楽しめるアソートから始めています。

購入しているのはケユカの「1/4hour fragrance」シリーズ。15分で燃え尽きる短めのお香なので、苦手な香りに当たってしまってもやり過ごせます。

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最初はテーブルの上で焚き始めてしまって、香りのキツさや煙たさに参りました。近距離で焚くものではない様子。

調べながら試すうちに、だんだんちょうどいい距離感がつかめてきて、今は隣の部屋で(火に気をつけつつ)焚いています。

毎日は焚かず、気が向いたときだけ。焚くとしても1日1本。

「すぐにやめるかも」と思っていましたが、意外と続いています。

人工的な香りづけのものはあまり合わないようで、最近の好みは白檀と沈香に落ち着いてきました。

【最近買ったもの】洗濯用の重曹スプレーと糀パウダー

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黄ばみ、黒ずみ、生乾き臭によって、服やタオルを買い替えたことが何回も。。

エコ的にも気になりますが、何より、服を選んだり買ったりすることにあまり興味がない私。

できるだけ服を長持ちさせたくて、洗剤や黄ばみ落とし、乾かし方など、ここ数年、あれこれ試行錯誤しています。

そんな中、最近試してヒットしたのが、ミヨシの「暮らしの重曹せっけん エリそで泡スプレー」。

黄ばみ黒ずみにスプレーして、軽く揉み、そのまま洗濯機に入れ、いつも通りの洗剤で洗濯するだけ。

重曹が入っているので、ニオイも取れますし、これは久々にヒットです。

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ファンデーションやシャンプー等を使わない肌断食を続けて3年目になります。

続けるうちに、素肌自体の健康を食事からも底上げしようと思い始め、ジャンクな食事を減らしつつ、タンパク質を補うためにプロテインを摂っているのですが。

腸の状態も肌のコンディションに影響していると聞いて、最近腸活目的で試し始めたのが、まるみ麹本店の「糀パウダー」。

素材であるお米の風味がするのみのプレーン味なので、料理にサラサラふりかけて食べています。

ふりかけ忘れることもしょっちゅうなので、体や肌の変化の実感はまだ不明。一緒に使っている夫のほうが快腸さを実感している様子です。

【今月の1冊】「一汁一菜でよいと至るまで」土井善晴

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「日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えましょう」と語る、料理研究家・土井善晴 著のベストセラー「一汁一菜でよいという提案」。

そうした肩の力を抜いた考えに至るまでの、著者の生い立ちから修行時代など、料理に関するエッセイをまとめた一冊が、「一汁一菜でよいと至るまで」です。

フランスでも日本でも、当たり前ですが、すべての料理は水から始まります。

日本は豊かになって日常的に昆布や鰹節などが使えるようになったおかげで、むしろその使用が基準になり、味噌汁を作るにも出汁が必須だと考えるようになったのは、間違いです。

出汁のおかげで、料理は手間のかかることになり、なんでも「おいしさ」を基準にものを考えるようになりました。  

本来は水だけでいいのです。すべての食材から滲み出る水溶液も広い意味でだし汁です。すでに、濃い旨みに慣れた舌には水っぽく感じるかもしれないですね。

野菜の甘みやベーコン、バターの油脂が水と乳化して底味を作り、その時なりの食材の自然にまかせておけば、おいしさは出来上がります。

人工的においしくしようと思えばいくらでもできるのですが、毎日の家庭料理にそんなものは不要です。(「一汁一菜でよいと至るまで」より)

 

「一汁一菜でよいという提案」も、家庭料理をもっとラクに考えさせてくれる優しさが溢れていて良かったのですが、以前は料理に関してもっと厳しくて頑固だったエピソードが散りばめられた「一汁一菜でよいと至るまで」もまた、考え方の変化の流れがありありと伝わって、良い一冊でした。

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▲自然栽培のお米と大豆、天日塩で作られた、まるみ麹本店「奇跡の味噌」。


この2冊をきっかけに、奮発して良いお味噌を買い、出汁なしのお味噌汁を作って食べるようになりました。(すぐ影響を受けるタイプです)

持ち物や買い物が減ったぶん、浮いたお金をより健康的な食に回せるようになったのは、断捨離の恩恵のひとつです。昔は「質より量」のタイプでジャンクフードを暴飲暴食していたので。。

まとめ

以上「ミニマリストが最近買ったもの、お気に入り、読んだ本」のご紹介でした。

毎月書いている「今月手放したもの」記事に加え、新たな連載として、ちょっとした買いものや興味、近況など、ごちゃまぜの雑記を毎月書いてみようと思っています。

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