読書が好きで、年間100~200冊の本を読んでいます。
漫画家という仕事柄もあり、断捨離を始めるまでは、自宅の大きな本棚2つにたくさんの本を詰め込んでいました。それだけでは足りず、本棚からあふれた本を机やタンスの上に積み上げていたこともあります。
そんな私でしたが、2015年に断捨離を始めてから、
「一度読んで満足した本」
「途中まで読んで放置したままの本」
「使ってないけど一応保管している資料本」
など、「現在進行形で何度も繰り返し読んでいる本」以外を手放し、現在まで2,000冊以上を断捨離しました。
2020年2月現在、手元に保管している本は(自分が仕事で関わった本を除いて)4冊です。
本を断捨離した結果、ただ本の数が減っただけでなく、本の好みや読み方、引っ越しや掃除など、いろんな良い変化がありました。
今回は、読書好きが「本を2,000冊以上断捨離した効果6つ」をまとめます。
- 1.新しいジャンルや作家の本に挑戦するようになった。
- 2.引っ越しがかなりラクになった。
- 3.内容の吸収率が上がった。
- 4.掃除がラクになった。
- 5.部屋の空間が広くなった。
- 6.新たな本を買うお金が増えた。
- まとめ:本を断捨離しても意外と後悔しません。
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1.新しいジャンルや作家の本に挑戦するようになった。
「古いものを手放すと新しいものが入ってくる」といいますが、本当にそうでした。
以前は「つらい仕事を我慢する技術」系のビジネス書か、昔から好きな作家の小説ばかり読んでいたのですが、
断捨離後は「好きを仕事にする技術」系のビジネス書や、まだ読んだことがない作家の小説、実用書や新書など、幅広く積極的に読むようになりました。
2.引っ越しがかなりラクになった。
一人暮らしを始めてからの15年間で10回、断捨離によってミニマリストになってから数えると、4回引っ越しをしている私。
本って荷物になったとたん、かなり重く感じますよね。
昔から引っ越しのたびに、たくさんの本を処分してきました。
断捨離を始めてからは特に、「この本は自分にとって、荷物を重くしてまで新居に持っていくべき本なのか」と吟味する癖がつき、2017年時点で約30冊だった本は、2020年2月現在4冊になっています。
荷物が軽く、コンパクトになり、引っ越しがかなりラクになりました。
3.内容の吸収率が上がった。
買った本をすべて本棚に保管していたころは、「いつでも読み返せるから」と考え、特にメモを取ることもなく、読み返すこともほとんどありませんでした。
その結果、読み終えたばかりのときは内容をわかったつもりになっているのですが、しばらくすると、あらすじや要点すら思い出せないくらいに忘れてしまっていました。
現在は「読み終わったら手放す」前提で読んでいるので、「学べるポイントを貪欲に吸収するぞ」という意欲が上がり、スマホのメモアプリや紙のノートに、学べるポイントや感動した部分をメモしながら読むようになっています。
本の内容の吸収率が上がりました。
4.掃除がラクになった。
▲今は無き、トビラつきの本棚。
物を置いていると、すぐホコリが積もりますよね。
以前はトビラつきの本棚を使っていたのですが、それでもいつの間にか中にホコリが積もっていて、結局はハンディモップで掃除していました。
大きな本棚を手放し、大量の本を手放したことで、掃除の範囲や手間が減り、ラクになっています。
5.部屋の空間が広くなった。
大きい本棚がいらなくなったことで、部屋の空間がかなり広々としました。
風水では「空間=運気」といわれていますが、大きい家具がひとつ減るだけでも、部屋がとてもすっきりします。
6.新たな本を買うお金が増えた。
買って一度読んだだけの綺麗な本を、紙ごみとして捨ててしまうのは なんだかもったいないですよね。
私はネットオフの宅配買取を利用したり、メルカリで売るようにしています。
その本を読みたい人に回しつつ、売ったお金でまた新たな本を買えるので、本棚に眠らせたままでいたころよりも、好循環で読書を楽しめています。
まとめ:本を断捨離しても意外と後悔しません。
以上、読書好きが「本を2,000冊以上断捨離した効果6つ」を紹介しました。
最初のころは「手放したあとで後悔するんじゃないか」と心配したこともあったのですが、実際に断捨離してみると「後悔なし」でした。
もしまた読みたくなったら、新たに買えばいいし、もし絶版になっていて手に入らなくても、図書館で探せばだいたい見つかります。
そう思って手放してみた結果、2020年の現在まで、後悔して買いなおしたことも図書館に探しに行ったことも1度もありません。
身軽になれて、掃除も引っ越しもラクになって、さらに読書がはかどりますよ。