先日、uniの多機能ペン「スタイルフィット」から、ゼブラの多機能ペン「フィラーレ2+s」に新調しました。(黒と赤のボールペン+シャープペンシルの組み合わせ)
ゼブラ純正のエマルジョンインクも書きやすいのですが、長年uniのジェットストリームに慣れていたのもあって、ぜひフィラーレでもジェットストリーム替芯を使いたい。
さっそく、それぞれの替芯のサイズを確認したところ、
・ゼブラ替芯(4C規格)【ESB】長さ67.4×軸径2.4ミリ
・ジェットストリーム替芯(D1規格と呼ばれるらしい)【SXR-200】長さ67.0×軸径2.3ミリ
どちらも金属製の替芯で、長さは0.4ミリ差、太さは0.1ミリ差です。
最重要ポイントは、本体の差込み口にフィットするかどうか。それがたった0.1ミリ差なので、問題なく適応すると思っていたのですが。
筆記中に本体の中で替芯が抜けてしまい、こんな感じに飛び出てしまいました。
指や紙面で押し込めば筆記することはできますが(これでなんとか1本使い切りました)、ペンを浮かすとまたスポッと抜けます。
「フィラーレ2+1」は本体の軸を回転させて芯を出すツイスト式ペンなのですが、中で抜けてしまっているので回転軸も回りません。
最初は「仕方がない」と思って純正芯に戻したものの、やはりあきらめきれない私。
たった0.1ミリ、自力でどうにかできるのでは。
マスキングテープを使ったらうまくいったので、ここに記録しておきます。
ペン本体をいじることなく、ゼブラの純正替芯もジェットストリーム替芯も、気分で付け替えたい人におすすめです。
- 【用意するもの】マスキングテープ。
- マスキングテープを替芯SXR-200に巻く。
- テープの位置は「200」の後ろ。
- ペン本体に替芯SXR-200を差し込む。
- 装着完了。ペン先も飛び出しません。
- ゼブラ替芯ESBも今までどおり差し込めます。
- まとめ|4本目のジェットストリーム替芯も問題なく使えています。
- 関連記事はこちら。
【用意するもの】マスキングテープ。
用意するのはマスキングテープ。
指で簡単にちぎることができ、粘着力も弱めなので、貼ったあとでもキレイにはがせます。
100均、ドラッグストア、コンビニなど、身近な場所で手に入ります。
マスキングテープを替芯SXR-200に巻く。
小さくちぎったマスキングテープをジェットストリーム替芯SXR-200に巻きます。
巻いたテープの厚みで、0.1ミリ分替芯を太くする作戦です。
0.1ミリ分太くなればいいので、ぐるぐる巻きにする必要はありません。テープの大きさは5ミリ×10ミリくらいあれば十分です。
最初、もっと小さくちぎったテープのかけらを貼り付ける、というのも試したのですが、テープがすべってすぐ外れてしまうので、巻きつけることにしました。
テープの位置は「200」の後ろ。
テープを巻く位置の目安は、替芯に印字された文字「200」の後ろあたりです。
巻いた状態でテープをスライドしてズラすこともできるので、だいたいの位置で大丈夫です。
ちぎったテープの大きさにもよると思うので、まずはこの目安からスタートして、ちょうどいい位置を探してみてください。
ペン本体に替芯SXR-200を差し込む。
▲ジェットストリーム替芯を完全に差し込んだ状態。
テープを巻いたジェットストリーム替芯SXR-200をペン本体に差し込みます。
巻いた部分を全部差し込み口に入れるわけではなく、巻いたテープの端のほんの一部が、0.1ミリ分差し込み口に入って(ひっかかって)くれればOK、というイメージです。
巻いたマスキングテープは(粘着力が弱めのため)上下にスライドできるので、うまく引っかかるまで何度か位置を微調整します。
装着完了。ペン先も飛び出しません。
無事に装着完了です。
持っているときや筆記中に替芯が抜けることもなく、軸の回転も問題なくできます。
ゼブラ替芯ESBも今までどおり差し込めます。
純正が使いたくなったら、ゼブラの替芯ESBも今までどおり問題なく装着できます。
その日の気分で、テープ巻きジェットストリーム芯をゼブラの芯と入れ替え、しばらくしたらまたジェットストリームを差す、というのを繰り返しましたが、問題なく筆記できました。
まとめ|4本目のジェットストリーム替芯も問題なく使えています。
以上、「4C規格のゼブラ多機能ペンにジェットストリーム替芯SXR-200を装着する方法」でした。
本体側の差し込み口をどうにかして0.1ミリ縮めようか、とも考えたのですが、ゼブラの替芯も変わらず差したかったので、今回の方法に落ち着きました。
ジェットストリーム1本目は何度もゼブラ替芯と入れ替えながら問題なく使い切り、2021年12月末現在は4本目を使っています。
細い替芯にテープを巻くのは細かい作業なので、何度か試行錯誤してしまいますが、この4本目も途中で外れることなく快適に使えています。
「多少手間がかかってもいいからジェットストリーム替芯を使いたい」という方はぜひ一度試してみてください。
それにしても、太さがたった「0.1ミリ」違うだけで、こんなにもハマらないものなんですね…。