2015年に物だらけの環境から断捨離を始めて8年半が経ちました。
以前はクローゼットから物があふれてトビラが閉められないほど収納がパンパンで、部屋を移動するときはいつも家具や家電を避けて歩き、外でもネットでも衝動買いをして毎日のように浪費しまくっていた私。
それが気づけばミニマリストになっていて、断捨離も習慣づき、お金を使わない日が増え、買い物をするときはしっかり吟味するようになりました。
必要だと思って保管し続けていた物も、断捨離を続けるうちに、テクノロジーの進化によって解決したり、自分の思い込みも外れていき、「なくても問題ない」ことに気づけます。
今回は、「女性ミニマリストが持たないもの、持たなくなったもの 2024年版」をまとめました。
- 1. テレビ
- 2.仕事机と椅子
- 3.パソコンとマウス
- 4.外付けHDD
- 5.固定電話
- 6.複合機
- 7.本棚
- 8.ソファー
- 9.ラグ
- 10.玄関マット・トイレマット
- 11.卓上ライト
- 12.観葉植物
- 13.空気清浄機
- 14.加湿器
- 15.扇風機・ストーブ
- 16.長傘
- 17.傘立て
- 18.毛布
- 19.バスタオル
- 20.洗濯かご
- 21.のり
- 22.運転免許証
- 23.自転車
- 24.生命保険・医療保険
- 25.スーツケース
- 26.化粧ポーチ
- 27.ファンデーション・下地
- 28.化粧水・乳液・ボディクリーム
- 29.シャンプー・コンディショナー・トリートメント
- 30.消臭剤・芳香剤
- 31.卒業アルバム
- 32.ダンボール
- 33.ゴミ箱
- まとめ。
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1. テレビ
▲断捨離をスタートしてから2〜3年経過したリビング
まずはテレビから。2017年秋の引っ越しの際に手放しました。
引っ越し先で買い替えるつもりだったのですが、あまりテレビ番組を見なくなってきていたこともあり、そのままテレビなし生活を続けています。
テレビがないだけで部屋の空間が広々として見えますし、家具の配置の自由度も一気に高まります。
2019年に結婚した際、テレビがないことに驚いた夫は「そのうち買うかも」と言っていましたが、YouTubeやアマゾンプライムなど、スマホとパソコンでも結構楽しめることに気づいたようす。
なんとなく2024年現在もテレビなしを継続中です。
2.仕事机と椅子
▲断捨離をスタートしてから2〜3年経過した部屋
続いて仕事机と椅子です。
2008年に漫画家デビューして以来、安いものから高価なものまでいろんな机と椅子を使ってきました。
が、長時間の作業になると椅子に座り続けることに疲れて、椅子の上で膝を立てたり、正座をしたり、あぐらをかいたり。
冬になると足元が冷えることもあり、「ホットカーペットに座ってローテーブルで仕事したほうが自分向きなのでは」と思い至りました。
2018年に机と椅子を手放し、以降はローテーブルで仕事をしています。
3.パソコンとマウス
▲17型ノートPCと21型液晶タブレット
続いてパソコンとマウスです。
デジタルで絵の仕事をしていることもあり、数年前まではお絵描き用の液晶ペンタブレットとパソコンが必須でした。
その後アップルペンシルが登場し、iPad用のプロ向けお絵かきアプリが登場したことで、コンパクトかつ身軽に仕事ができるようになりました。
最初はパソコンとiPadを併用し、2019年にパソコンが壊れてからは、iPad Pro12.9をパソコンがわりとして仕事をしています。
4.外付けHDD
▲外付けHDD
パソコンを手放したと同時に、外付けHDDも持たなくなりました。
現在はOneDriveやiCloudなどオンラインストレージを利用しています。
5.固定電話
在宅業という仕事柄設置していた固定電話も、使う機会がなくなったので手放しました。
6.複合機
複合機(スキャナー、プリンタ、FAX)も断捨離。
使う機会が減ったことで、中のインクが乾いてしまい、使うたびに印刷がかすれるようになったので手放しました。
大きくて重いものが減ると引っ越しが劇的にラクになるわけですが、加えて、こういった精密機器は運搬するたびに振動で壊れないか心配になるので、その不安がひとつ減ったというのも個人的に良かった点です。
7.本棚
本棚も持たなくなりました。
子供の頃から読書好きで、本棚に本が詰まってるのが当たり前の生活をしてきたのですが、断捨離を始めてから改めて眺めてみると、一度読んだきりで読み返さない本がほとんどでした。
断捨離を始めた2015年時点で約2000冊あった本をどんどん手放していき、2021年現在は手元に保管しているのは2冊のみ。
近年の読書量は年200冊ほどですが、必要な部分はメモを取り、読み終え次第、すぐに売ったりあげたりしてすべて手放しています。
8.ソファー
1人暮らしを始めてから、あこがれ家具のひとつとして何度か購入してきたソファー。
・使っているうちに凹んでくる
・姿勢が崩れやすく、腰が痛くなる
・有名家具ブランドのものでないと買い取ってもらえない
・1人で運び出せないので業者に有料回収してもらうことになる
など、最終的にデメリットの方が上回っていたので、持つのをやめました。
9.ラグ
ラグもいろいろ購入してきたのですが、毛がつぶれたり、黒ずんだり、髪の毛が絡んで掃除が手間だったりと、毎回結局捨ててきて、ついに持たなくなりました。
代わりに、フローリング調のホットカーペットを愛用しています。
うっかり飲み物をこぼしても、染み込むことなく綺麗に拭き取れるので、手入れがとてもラクになりました。
不要になった場合もメルカリなどで売れるので、ゴミにしてしまうことなく手放せます。
10.玄関マット・トイレマット
ラグと同じ理由で、玄関やトイレのマットも敷かなくなりました。
風水では「敷いたほうが良い」と言われたりもしますが、それはあくまで「きれいに保てるなら」の話。
定期的に洗濯したり、外干ししたり、買い替えたりするのは大変なので、いっそ持たないほうが自分向きだと思い、敷くのをやめました。
11.卓上ライト
長時間デスクワークや読書をする生活をしていると、卓上ライトは逆に目が疲れると感じ、使わなくなりました。
窓から入る自然光が一番で、暗くなったら部屋の照明をつけるのみ。
読書灯やベッドサイドライト、インテリアとしての間接照明なども持たなくなりました。
12.観葉植物
断捨離を始める前からですが、観葉植物は持たないようにしています。
水やりの加減が難しく、すぐに枯らしてしまうし、虫も苦手なので部屋に土を置くのは避けています。
代わりに、ときどき切り花やアレンジメントなどの生花を買って、部屋で自然を楽しんでいます。
13.空気清浄機
以前はシャープの空気清浄機をリビングと寝室で2台使っていました。
が、私は花粉症もアレルギーもないため、空気がきれいになっている実感を特に感じられず、定期的なフィルター掃除も手間だったので、手放すことに。
最後の2年くらいは電源すら入れず置物状態になっていました…。
14.加湿器
加湿器も何度か買ってみたのですが、日々水の交換をしたり、定期的にフィルター交換をしないと、すぐに雑菌臭が部屋にただようようになってしまうことがわかり、使わなくなりました。
「今度こそちゃんと手入れしよう!」と思って買っておいた加湿器が一台あったのですが、一度も箱から出さないまま買取に出しました。
15.扇風機・ストーブ
扇風機とストーブは、断捨離を始める前から持っていなかったアイテムです。
エアコンとホットカーペットで十分です。
16.長傘
どんどん持ち物が減り、バッグを持たずに手ぶらで外出することが増えるにつれて、長傘が「片手をふさぐ荷物」になることに気づきました。
以来、長傘を手放して、折りたたみ傘のみを使っています。
17.傘立て
長傘を手放すときに、傘立ても一緒に断捨離しました。
一人暮らし用の部屋の玄関は手狭なことが多いので、傘立てがなくなるだけで空間が広く感じます。
18.毛布
羽毛布団と100%シルクのシーツを使うようになってから、冬でも毛布いらずになりました。
夏はシルクシーツのみで十分涼しく、寝冷えしない程度に暖かいので、タオルケットもいらなくなりました。
19.バスタオル
バスタオルを切らしていたので代わりにフェイスタオルを使ったら、意外と使いやすくて必要十分だったので、それ以来お風呂用としてフェイスタオルを買って使っています。
干すときにあまり場所を取らず、乾くのも早いので、洗濯もラクになりました。
新調する際も、バスタオルと比べて手頃な価格で買えるので倹約にもなっています。
20.洗濯かご
以前は洗面脱衣所に洗濯カゴを置いていたのですが、場所を取って歩きにくく、来客時には洗濯物を見られたくなくて寝室に隠したりと、不安定なアイテムでした。
現在はカゴを持たず、(濡れたタオルや服は乾いてから)洗濯機に直接入れるようにしています。
21.のり
のりも持たなくなりました。
のりを使う機会が減ったこともあり、封筒をとじるときは代わりに両面テープを使うようにしています。
22.運転免許証
断捨離を始める前からもともと持っていません。
23.自転車
引っ越しを繰り返すうち、荷物になるので持たなくなりました。歩くか公共交通機関を利用しています。
24.生命保険・医療保険
これももともと持たないもののひとつです。
25.スーツケース
旅行にも引っ越しにもフル活用していたスーツケース。経年劣化で持ち手がベタつき始めたので、2018年の引っ越しのタイミングで処分しました。それ以来持っていません。
当時からさらに持ち物が減り、1〜2泊なら小ぶりなショルダーバッグひとつで十分足りるようになったので、今のところスーツケースを買い直す予定はなし。
持たなくなってみると、片手がふさがることもなく、空港のベルトコンベアーの前で待機する必要もなく、身軽でラクになりました。
3泊以上の旅行の場合は、スーツケースでなくリュックを買おうかなと思っています。
▼【追記】2022年からリュックを使い始めました。
26.化粧ポーチ
2018年に処分した化粧ポーチ。当初は買い替えるつもりだったのですが、気に入ったものが見つからないまま、気づけばポーチなしでずっと過ごしています。
2024年現在は持っているコスメも減ったので、このままポーチ無しでいいかも、と思っています。
旅行のときはバッグの内ポケットに最小限のコスメを入れて持ち運んでいます。
27.ファンデーション・下地
2020年12月から肌断食を始めたことで、ファンデーションや下地を使わなくなりました。
1年ほどで荒れたりテカったり毛穴が黒くなっていた肌が落ち着き、その後も続けています。
▼【追記】2023年、クレンジング不要の天然100%クレイファンデーションを知り、よそ行き用に時々使用しています。
28.化粧水・乳液・ボディクリーム
▲過去に使っていたスキンケア用品
同じく肌断食を始めてから、スキンケア用品も断捨離しました。
日焼け止めだけときどき使っています。
29.シャンプー・コンディショナー・トリートメント
こちらも肌断食を始めてから使わなくなりました。
最初は本をきっかけにお試しで始めた湯シャン(お湯シャンプー)だったのですが、においも質感も問題なしと実感できたことで、ラクすぎてやめる気がなくなってしまいました。
お風呂場の物が減るので掃除もラクになります。
30.消臭剤・芳香剤
部屋の物が減るにつれて、部屋のにおいも減っていくので、消臭剤や芳香剤を使うことも自然と減っていきます。
2024年現在は消臭剤も芳香剤も使っていません。
香水も使わなくなりました。
31.卒業アルバム
めったに見ない卒業アルバムも、スキャンしてデータ保存し、本体はシュレッダーにかけて(表紙は資源ゴミ)断捨離しました。
当時は複合機を持っていたのでスキャンしましたが、「スマホで撮影してオンラインストレージに保存」で十分だと思います。
同じく、過去のアナログ写真もスキャンしてデータ保存し、本体は処分しました。
32.ダンボール
以前はダンボールに紙の原稿を収納していたり、電化製品の外箱ダンボールをいくつか保管していたのですが、それも今はなくなりました。すぐに捨てるようにしています。
買い物自体が減ったので、我が家にダンボールが来る機会が減っているというのもあります。
33.ゴミ箱
以前は当たり前のように各部屋に置いていたゴミ箱も、断捨離を進めるにつれ、手間もかかるし場所も取るアイテムだと気づき、持つのをやめました。
各部屋で発生したゴミは、飲み物を取りに行ったりトイレに行くついでに、台所に置いてあるゴミ袋に捨てるようにしています。
台所のゴミ袋も、ゴミ“箱“でなく、ゴミ袋ホルダーに装着するようになりました。
ゴミ“箱“だと、袋からこぼれたゴミやホコリが箱の中に溜まっていってしまうので、箱自体の掃除も必要になりますが、ホルダーの場合は床に落ちるので、床掃除ついでに掃除機をかけるだけで完了します。
まとめ。
以上、「女性ミニマリストが持たないもの、持たなくなったものまとめ 2024年版」をご紹介しました。
まだまだ書き漏らしがあるとは思いますが、ひとまず思いつく限り書いてみた次第です。
物だらけだった頃は、掃除用具や電化製品など、掃除や生活がラクになりそうなものを色々買い足していましたが、結局は手間が増えるばかりで、使いこなせず放置してしまっていました。
断捨離を始めてからは、減らすほうが掃除も引っ越しも買い替えもラクだとわかり、持ち物も心も身軽になれました。
時間やお金の無駄が減ることも利点ですが、それ以上に日常のストレスが減ることも断捨離の大きなメリットです。